グッとくる昭和サウンドhttps://interesting-showa.com平成ヤングや令和キッズにも響く昭和の面白さをお伝えしますMon, 26 Sep 2022 09:11:21 +0000jahourly1https://interesting-showa.com/wp-content/uploads/2019/08/cropped-syowa-32x32.pngグッとくる昭和サウンドhttps://interesting-showa.com3232 タイトルに苗字が出てくる曲5選https://interesting-showa.com/gss93/Tue, 31 Aug 2021 05:18:39 +0000https://interesting-showa.com/?p=1582

まず最初の苗字は「山口」。名字由来netの全国名字ランキング14位。曲は、NHKのみんなのうたでもおなじみの「山口さんちのツトム君」。 実はみんなのうたで歌っているのは、NHK東京児童合唱団の川橋啓史さんなのですが、今回 ... ]]>

苗字が出てくる昭和の曲を選んでみました

  1. 山口さんちのツトム君 / 斉藤こず恵
  2. おーい中村君 / 若原一郎
  3. 尾崎家の祖母 / まりちゃんズ
  4. おじゃまんが山田くん / こおろぎ’73
  5. 田中君じゃないか / かぐや姫

山口さんちのツトム君

山口さんちのツトム君 / 斉藤こず恵(1976年)

作詞・作曲:みなみらんぼう

まず最初の苗字は「山口」。名字由来netの全国名字ランキング14位。曲は、NHKのみんなのうたでもおなじみの「山口さんちのツトム君」。

実はみんなのうたで歌っているのは、NHK東京児童合唱団の川橋啓史さんなのですが、今回ご紹介するのは同名の短編映画に出演して歌っていた斉藤こず恵さんバージョン。

色々な楽器が使われていて地味に豪華なのですが、とくにファンキーでもないのにクラビネットっぽい音が入っているのが好きです。

ところで、山口さんちのお母さんは何故幼いツトム君を置いて実家に帰っていたのでしょうか。

おーい中村君

おーい中村君 / 若原一郎(1958年)

作詞:矢野亮 / 作曲:中野忠晴 / 編曲:上野正雄

続いての苗字は「中村」。 名字由来netの全国名字ランキング8位。 曲は、若原一郎さんの1958年のヒット曲で「おーい中村君」。

新婚ですぐ帰ろうとする同期(?)の友だちを「たまにはいいじゃないか」としつこく誘うという歌。サラリーマンならあるあるなのでしょうか。昭和のドラマなどでたまに見るシチュエーションですね。

50年代らしいジャズのサウンドで、ブレイクからの「おーい中村君」。最高です。

NHKのど自慢での入賞をきっかけにデビューしたということもあって、歌のうまさは折り紙付き。溌溂とした歌い方と通る声もいいですね。ちなみに、若原さんの本名は「田野倉 仲義(たのくら なかよし)」なのだそうですが、めちゃくちゃいい名前です。

尾崎家の祖母

尾崎家の祖母 / まりちゃんズ(1975年)

作詞:まりちゃんズ / 作曲:藤岡孝章

続いての苗字は「尾崎」。 名字由来netの全国名字ランキング160位。 曲はまりちゃんズで「尾崎家の祖母(おざきんちのばばあ)」。

歌詞はなかなか酷いのですが、とにかく曲がカッコいい!最初から最後までノリノリで弾きまくっているギターはなんとCharさん。しかしながら、本人はあまり触れられたくないのだとか…。

尾崎んちのばばあ 尾崎んちのばばあ 尾崎んちのばばあは ななじゅうにっ!

何度も言うようですが、言葉は悪いもののフレーズがキャッチ-で思わず口ずさみたくなります。口汚く罵っているわりに、最後はちゃんとフォローしているところが憎めません。

まりちゃんズといえば、3人の風貌も只者ではないですが、実質2年の活動期間でリリースした曲がほとんど放送禁止になるというかなりのアウトロー。

2005年に尾崎さんを除くメンバーで藤岡藤巻として、大橋のぞみちゃんのバックで登場したときは「のぞみちゃん逃げて~!」と思った方も多かったのではないでしょうか。

おじゃまんが山田くん

おじゃまんが山田くん / こおろぎ’73(1980年)

作詞・作曲:山本正之 / 編曲:クニ河内

続いての苗字は「山田」。 名字由来netの全国名字ランキング12位。 曲はいしいひさいちさん原作のテレビアニメ「おじゃまんが山田くん」の主題歌です。

カランカランカラーン いい人ね カランカランカラーン いい人よ

本当に耳障りの言いこのフレーズが、頭の中でヘビロテで帰ってこれなくなくなることがままあります。

アニメの中でも、各話の転回部分で「おーじゃまじゃまじゃま~ おじゃまんが」というキャッチ-なフレーズがでてきますが、

そんなキャッチ-なこの曲。歌詞の中でストーリーに登場する人物を含めた“田”の付く苗字が沢山出てきます。

山田、吉田、池田、福田、青田、金田、安田、木田、沢田、鶴田、千田、村田

ある意味、今回の特集にピッタリの曲と言えますね。

田中君じゃないか

田中君じゃないか / かぐや姫(1972年)

作詞:伊勢正三 / 作曲:南こうせつ / 編曲:小山恭弘

最後の苗字は「田中」。 名字由来netの全国名字ランキング4位。 曲は、フォークグループかぐや姫の1972年のシングルで「田中君じゃないか」。

タイトルだけだとおーい中村君的な楽し気な歌かと思いましたが、何とも切なくなる歌です。

声をかけられた中村君はダブルのスーツが板につく課長。一方自分は、四畳半に裸電球、百円玉が3つにラーメンライスで独り身のその日暮らし。最後は好きな人に会いにいって欲しいと思いつつ、実際は可愛い子見たさにわざわざ朝8時半の電車にのって、真っ白なマンションで可愛い妻が出迎えてくれる生活を夢見ているそんな暮らし。

切ないですね。

夢を持った若者がこれをバネに成功するというサクセスストーリーならまだいいのですが、もしこの人が田中君と同級生ならばいくつなのでしょうか。

一般的に課長職になる年齢の平均は42~45歳と言われているようです。だとすれば、切なさ倍増。なんとか夢を叶えて欲しいものです。

最後に

今回は、タイトルに苗字が入っている曲をご紹介しました。

印象としては、ランキング上位のわかりやすい苗字が多く、インパクトの強い曲が多かったように思います。

それでは、次回もお楽しみに。

参考:名字由来net 全国名字ランキング

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行ってみたい?見知らぬ国が出てくる曲特集https://interesting-showa.com/gss92/Mon, 23 Aug 2021 06:20:07 +0000https://interesting-showa.com/?p=1569

まず最初の国はTV。松本伊代さんの3枚目のシングルで「TVの国からキラキラ」。 なんのこっちゃわからないタイトルですが、歌詞中に少女マンガは出てきますが、TVの話は出てきません。TVの国とは何ぞやとの疑問は残るものの曲は ... ]]>

存在するかわからない見知らぬ国の曲を集めてみた

  1. TVの国からキラキラ / 松本伊代
  2. サラダの国から来た娘 / イルカ
  3. バカボンの国のポンパラスの種 / ローザ・ルクセンブルグ
  4. 愛ある国へ / オリーブ
  5. 見知らぬ国のトリッパー / 岡本舞子

TVの国からキラキラ

TVの国からキラキラ / 松本伊代(1982年)

作詞:糸井重里 / 作曲:筒美京平 / 編曲:鷺巣詩郎

まず最初の国はTV。松本伊代さんの3枚目のシングルで「TVの国からキラキラ」。

なんのこっちゃわからないタイトルですが、歌詞中に少女マンガは出てきますが、TVの話は出てきません。TVの国とは何ぞやとの疑問は残るものの曲はとてもキラキラ。

衣装も黄金聖闘士(聖闘士星矢に出てくる奴)と見紛うばかりのキラキラで、ぎこちない歌と踊りを披露する姿がたまりません。

是非とも動画で見て頂きたい一曲です。

サラダの国から来た娘

サラダの国から来た娘 / イルカ(1978年)

作詞・作曲:イルカ

続いての国はサラダ。曲はフォークシンガーであり、絵本作家としても活躍されているイルカさんの7枚目のシングル「サラダの国から来た娘」。

サラダの国とは何ぞやと歌詞を読んでみるものの、謎は深まるばかり。お嫁に来ましたといいつつ、相手はお留守。「夜になってフクロウが鳴いても私恐くない。ここで待ってる」「あなたが心を開くまでひざを抱えて一人まってる」ってそんなあなたが恐いわ!と、状況が全く呑み込めません。

サラダの国から私の夢と心をつめてやってきたとか言っているし、ちょっとヤバい感じしかしません。

話は逸れますが、ヤバいといえばイルカさんのコスプレ。

なんか当たり前のように言いましたが、ご存じない方は公式ホームページ内のイルカコレクションをご覧ください。

とてもアラセブ(アラウンドセブンティ)とは思えない、素敵なおみ足を出したお姿が見られます。

バカボンの国のポンパラスの種

バカボンの国のポンパラスの種 / ローザ・ルクセンブルグ(1986年)

作詞:久富隆司(くどみ たかし) / 作曲・編曲:ローザルクセンブルグ

続いての国は、バカボン。曲はロックバンド、ローザ・ルクセンブルグのデビューアルバム「ぷりぷり」に収録されている「バカボンの国のポンパラスの種」。

ボーカルはどんとさん。ローザ・ルクセンブルグ解散後はBO GANBOS(ボ・ガンボス)のボーカルとして活躍されていました。

バカボン!バカボン!バカボン!バカボン!

パンキッシュで勢いある演奏に、楽しそうに叫ぶ声が最高です。ローザ・ルクセンブルグは個人的にギターの玉城宏志さんのカッティングがメチャクチャカッコよくて大好きです。

愛ある国へ / オリーブ

愛ある国へ / オリーブ(1970年)

作詞・作曲:南杜夫 / 編曲:土持城夫

続いての国は愛。曲は、1960年代の終盤、GSブームが消えゆく中、そのスタイルを貫き最後のGSと呼ばれたオリーブの3枚目のシングル「カム・オン・・・!」。そのB面に収録されている「愛ある国へ」。

作詞と作曲を手掛けている南杜夫さんとは、同じ事務所だった井上陽水さんらしいのですが、ポップな曲調が意外です。ただ、抽象的な歌詞がらしいといえばらしいですね。

見知らぬ国のトリッパー

見知らぬ国のトリッパー / 岡本舞子(1984年)

作詞:佐藤純子 / 作曲・編曲:馬飼野康二

最後はこの特集のテーマとなった見知らぬ国。岡本舞子さんの曲で「見知らぬ国のトリッパー」。

スタジオぴえろ制作の魔法少女シリーズ第二弾として放送されたテレビアニメ「魔法の妖精ペルシャ」の主題歌で、岡本さんの初めてのシングルですが、正式なデビューはこの後の「愛って林檎ですか」で、この曲はプレデビューという扱いなのだとか。

当時13歳の中学2年生の時にレコーディングされたそうなのですが、この色気はなんなんでしょう。以前紹介した「愛って林檎ですか」や「ナツオの恋人ナツコ」などへ続いていく大人びた感じがこの頃から感じられますね。

最後に

今回は、見知らぬ国の曲特集として実在するかはわからない、色々な国の曲をお送りしました。

どうでしょう。想像もできない角度からくる国もあって楽しめたのではないでしょうか。

それでは、次回もお楽しみに。

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昭和を感じるスポット新宿の曲5選https://interesting-showa.com/gss91/Sat, 14 Aug 2021 08:44:19 +0000https://interesting-showa.com/?p=1554

まずは、元祖新宿系歌謡シンガーとして、この曲で椎名林檎に先駆けて歌舞伎町の歌を唄った山川ユキさんのデビューシングルで代表曲でもある「新宿ダダ」。 父ちゃん母ちゃんにすら期待せず、「人間なんぞは悲しいもんだね わかっている ... ]]>

タイトルに新宿が入った曲を集めてみた

  1. 新宿ダダ / 山川ユキ
  2. 新宿三文オペラ / リッキー&960ポンド
  3. 新宿ディスコ・ナイト / やまと
  4. 新宿マドモアゼル / チコとビーグルス
  5. 新宿午前3時25分 / ビートたけし&たけし軍団

新宿ダダ

新宿ダダ / 山川ユキ(1977年)

作詞・作曲:石坂まさを / 編曲:京健輔

まずは、元祖新宿系歌謡シンガーとして、この曲で椎名林檎に先駆けて歌舞伎町の歌を唄った山川ユキさんのデビューシングルで代表曲でもある「新宿ダダ」。

父ちゃん母ちゃんにすら期待せず、「人間なんぞは悲しいもんだね わかっているのは死ぬことだけだよ」とすべてを悟り、諦めているような虚無感が沁みますね。とても18歳が歌っているとは思えない内容とやさぐれボイスですが、今にしてみればこの時代どうかしているのではないかと思ってしまいます。

山川ユキさんといえば、パワフルでパンチの効いた歌唱で知られる、初代「カメラのさくらや」のCMソングを歌っていたことでも知られています。

新宿三文オペラ

新宿三文オペラ / リッキー&960ポンド(1971年)

作詞:阿久悠 / 作曲:都倉俊一 / 編曲:市原宏裕

続いては、ドラマーのリッキー中山さんを中心に、西岡有里さんと亀渕友香さんの女性ボーカルをフューチャーした和製R&Bグループ「リッキー&960ポンド」のシングル「新宿三文オペラ」です。

ボーカルの西岡有里さんは、のちに前野曜子と改名してペドロ&カプリシャスで活躍されたり、松田優作さん主演の映画「蘇える金狼」の主題歌を担当したり(出演も)、寺沢武一さん原作のテレビアニメ「スペース・コブラ」の主題歌を担当されていました。

そして、亀渕友香さんはのちにゴスペル歌手として活躍したり、有名な歌手(杏里、山下久美子、久保田利伸、大黒摩季、MISIA、和田アキ子、平松愛理、研ナオコ、平井堅など)にも指導しているボイストレーナーとしても知られています。

新宿ディスコ・ナイト

新宿ディスコ・ナイト / やまと(1979年)

作詞:大和由郎 / 作曲:まさむね / 編曲:小田健二郎

続いては、和製ディスコの名曲から。当時新宿を中心に活躍していたDJ達によって製作されたという、ディスコバンド「やまと」による1979年のシングルで「新宿ディスコ・ナイト」。

かければまず盛り上がること間違いなしで、和モノDJ必須といわれたこの曲は、当時の竹の子族も踊ったというキラーチューン。

新宿マドモアゼル

新宿マドモアゼル / チコとビーグルス(1969年)

作詞:橋本淳 / 作曲:筒美京平

続いては、シビれるファズギターから始まるイカしたナンバー。チコとビーグルスの1969年のシングルで「新宿マドモアゼル」。

もともと、男性のみのバンドでバッファローズというロックバンドから、ビーグルスというR&B系のバンドで活躍していたものの、ピンキーとキラーズに触発されてか、大阪で活躍していた女性ボーカルのチコこと硲(はざま)千鶴子さんを加入させてデビューしたのがこのチコとビーグルスです。

橋本淳さんと筒美京平さんという最強の布陣で制作されたこの曲。今聴いてもめちゃくちゃカッコいいのですが、当時ヒットにはならなかったそう。

新宿午前3時25分

新宿午前3時25分 / ビートたけし&たけし軍団(1984年)

作詞・作曲:ビートたけし

最後は、今やお笑い芸人のみならず、世界の北野として映画監督としても活躍されているビートたけしさんの曲から。1984年のアルバム「AM 3:25」から、新宿午前3時25分。

作詞だけではなく、作曲も手掛けたこのバラードはたけしさんの決して上手くはないけれど、独特の声が胸に響く名曲です。

最後に

今回は「新宿」をテーマに、タイトルに新宿が付く昭和の曲を特集しました。

若かりし頃、ずっと通っていた新宿。曲を聴いていていろいろ思い出しますね~。また行きたくなりました。

それでは、次回もお楽しみに。

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いい味出まくったご当地方言ソング5選https://interesting-showa.com/gss90/Wed, 04 Aug 2021 05:15:17 +0000https://interesting-showa.com/?p=1544

まずは、沖縄弁の有名な曲から。喜納昌吉&チャンプルーズの代表曲としても知られる「ハイサイおじさん」。ウチナー・ポップと呼ばれる、琉球民謡を基調とした音階やリズムと、沖縄の方言を合わせた独特のメロディが楽しい曲です。 私の ... ]]>

各地の方言が入った昭和の曲を集めてみた

  1. ハイサイおじさん / 喜納昌吉&チャンプルーズ
  2. 恋はBUCHI BUCHI / 小原靖子
  3. 河内のオッサンの唄 / ミス花子
  4. 俺ら東京さ行ぐだ / 吉幾三
  5. 名古屋はええよ!やっとかめ / つぼイノリオ

ハイサイおじさん

ハイサイおじさん / 喜納昌吉&チャンプルーズ(1972年)

作詞・作曲:喜納昌吉

まずは、沖縄弁の有名な曲から。喜納昌吉&チャンプルーズの代表曲としても知られる「ハイサイおじさん」。ウチナー・ポップと呼ばれる、琉球民謡を基調とした音階やリズムと、沖縄の方言を合わせた独特のメロディが楽しい曲です。

私の世代的には、この曲を元にしたといわれる志村けんさんの「変なおじさん」の方を先に知ることになったのですが、子供にもキャッチ-なメロディで一回聞いたら忘れられないフレーズでした。

恋はBUCHI BUCHI

恋はBUCHI BUCHI / 小原靖子(1986年)

作詞:秋元康 / 作曲・編曲:後藤次利

続いては、仁義なき戦いファンとしてはブチ上がる広島弁の曲。広島出身で、アイドル時代に本名の小原靖子名義で発売されたシングル「恋はBUCHI BUCHI」。歌っているのは、現在の相原勇さん。

ちなみに出てくる広島弁の「BUCHI(ブチ)=とても」「TAIGI(たいぎい)=面倒くさい、うざったい」という意味です。

ファーストシングル「ちょっとHENSHIN」に続いて、秋元康さんプロデュースで華々しくリリースされたものの、事務所が弱小だったこともあってか、ほとんど売れなかったそうです。いい曲なんだけどな~。

河内のオッサンの唄

河内のオッサンの唄 / ミス花子(1976年)

作詞・作曲:ミス花子

続いては、大阪でもキツイと言われる河内弁を全面的にフィーチャーした一曲。ミス花子さんのデビュー曲でもあり、代表曲でもある「河内のオッサンの唄」。

ワレ!オンドレ!ヤンケ!何さらしとんど!何さらしてけつかんじゃい!

などなど、もはや脅迫レベルに怒鳴られているように感じてしまいますが、実は言っていることは優しいというギャップ萌えの極致。途中で、無理やり標準語になる下りも可愛らしいです。

そんな面白さもあってか、80万枚のヒットとなり、川谷拓三さん主演で映画にもなるほど人気の曲となりました。

俺ら東京さ行ぐだ

俺ら東京さ行ぐだ / 吉幾三(1984年)

作詞・作曲:吉幾三 / 編曲:野村豊

続いては、みんな大好き(だと個人的に思っている)吉幾三さんの魂のラップ曲「俺ら東京さ行くだ」です。

アイドル路線だった「山岡英二」の芸名から、現在の吉幾三に改名して発売した「俺はぜったいプレスリー」のヒットからの低迷。起死回生とばかりに自虐的に田舎への思いをのせて歌ったこの曲。

日本後ラップの元祖ともいわれていますが、それもそのはず。米国に渡った板前時代の先輩から贈られたレコードに収録されていたラップからヒントを得たそうです。

吉さんのフィルターを通すとただのラップに収まらない、歌謡曲やファンクや可笑しさ悲しみなど様々な要素をミックスした強烈なインパクトを生み出して、聴くたびに新しい何かに出会える素晴らしい曲です。

名古屋はええよ!やっとかめ

名古屋はええよ!やっとかめ / つぼイノリオ(1985年)

作詞・作曲・編曲:山本正之

最後は、愛知県は名古屋市の代表曲ともいえる一曲。つぼイノリオさんのシングルで「名古屋はええよ!やっとかめ」。

ちなみに、やっとかめとは「八十日目」と書いて、名古屋弁で「久しぶり」の意味なのだそうです。

つぼイノリオさんといえば、金太の大冒険など下系のコミックソングの印象が大きかったのですが、地元である名古屋を元気づけようとこんな歌もうたっていたんですね。

当時「エビフリャー」などタレントのタモリの名古屋いじりネタなどによって名古屋が揶揄いの対象にされたり、名古屋オリンピック誘致の失敗、1985年の円高ショックによる自動車や繊維関連産業といった名古屋圏の経済への打撃など、名古屋人が地元に対して自信喪失している傾向があり、もう名古屋は高望みするな、派手な話も控えようと言う空気が名古屋市役所にも広がっていた。しかし、つボイはそんな名古屋の状況に「名古屋人に自信を失うなと言いたかった」のだという。

Wikipedia-名古屋はええよ!やっとかめより

作詞・作曲・編曲およびプロデュースは地元の球団中日ドラゴンズの応援歌を作った山本正之さん。

山本正之さんといえば、タイムボカンシリーズの主題歌をはじめ、笑福亭鶴光さんの「うぐいすだにミュージックホール」や、間寛平さんの「ひらけチューリップ」など芸人さんなどにも曲を提供されています。

最後に

今回は、日本各地の方言が入った昭和の曲を特集しました。

どれも全てテンションが高いのが特徴的ですね。飛び込んでくるフレーズのインパクトも普通の楽曲より8割増しな気がします。

それでは、次回もお楽しみに。

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危ない!気をつけて!注意喚起の歌特集https://interesting-showa.com/gss89/Wed, 28 Jul 2021 09:29:22 +0000https://interesting-showa.com/?p=1531

まずは、桜田淳子さんの15枚目のシングルで「夏にご用心」。 夏~はこころの鍵~を~ あま~くするわ~ ご用心 この危うさは決して夏のせいだけではなく、本人からにじみ出ているものの方が多分にあるのではと思えますが、桜田淳子 ... ]]>

タイトルで注意喚起をしている曲を集めてみた

  1. 夏にご用心 / 桜田淳子
  2. 赤頭巾ちゃん御用心 / LAZY
  3. マグネット・ジョーに気をつけて / GAL
  4. 気をつけろ / THE ROOSTERS
  5. もうこれ以上は危険です… / 栗原小巻

夏にご用心

夏にご用心 / 桜田淳子(1976年)

作詞:阿久悠 / 作曲:森田公一

まずは、桜田淳子さんの15枚目のシングルで「夏にご用心」。

夏~はこころの鍵~を~ あま~くするわ~ ご用心

この危うさは決して夏のせいだけではなく、本人からにじみ出ているものの方が多分にあるのではと思えますが、桜田淳子さんのキラキラした眼差しと真っすぐな歌でなんとか抑えられている気がします。曲がポップでキャッチ-なのもいいですもんね。

夏だというだけで「我慢できないー 誰かと口づけするかもー」って、普通にヤバい人ですもんね。ただ、当時のトップアイドルがこのような際どい歌詞を歌っていたら、ファンはかなりドキドキしたでしょうね。

作詞された阿久悠さん的には、そういったファン心理を抑えてのあえての内容だったのでしょうか。昭和的な奔放さがグッとくる一曲です。

赤頭巾ちゃん御用心

赤頭巾ちゃん御用心 / LAZY(1978年)

作詞:杉山政美 / 作曲・編曲:都倉俊一

続いては、LAZYの3枚目のシングルでヒット曲となった「赤頭巾ちゃん御用心」。

ヘヴィーメタル好きだった若かりし頃は、ラウドネスを聴いていてLAZYを知ったのはその後でした。ラウドネスの主要メンバーが昔アイドルバンドをやっていたと知って、最初に聴いたのがこの曲でした。

言ってもラウドネスだしな~と思いながらハードなプレイを期待しつつ聴いてみたら、めちゃくちゃポップでいい曲!当時はギャップを楽しんでいました。

ヘヴィーメタル思考だった高崎晃さんと樋口宗孝さんは嫌いな曲としてインタビューなどでもあげていて、再結成の際この曲を演奏しないことを条件にあげるほど嫌だったそうです。

後期には、ヘヴィーメタル宣言をして硬派な楽曲になっていきましたが、個人的にはアイドル時代のLAZYも大好きです。

マグネット・ジョーに気をつけて

マグネット・ジョーに気をつけて / GAL(1978年)

作詞:阿久悠 / 作曲:川口真 / 編曲:馬飼野康二

続いては、日本テレビ系列で放送されていた「スター誕生!」出身の女性3人組アイドルで、1977年にデビューした「GAL」のセカンドシングルで「マグネット・ジョーに気をつけて」。

メンバーは
・黒木真由美(マミ)
・目黒ひとみ(ヒー)
・石江理世(ミチヨ) ※のちに脱退
・中世古明代(アキ) ※石江さんの代わりに加入

女の心などなんでもひきつけるという、その名も「マグネット・ジョー」。どうやっても惹きつけられてしまうから気をつけろという曲です。最初に紹介した「夏にご用心」と世界観が似ていると思ったら、やはり作詞は阿久悠さん。

「駄目 駄目」と「負け 負け」がとても印象に残るキャッチ-な曲です。

気をつけろ

気をつけろ / THE ROOSTERS(1980年)

作詞・作曲:大江慎也

続いては、THE ROOSTERSのファーストアルバム「THE ROOSTERS」から「気をつけろ」。

只々カッコいい、シンプルだけどなかなか出せないビートでロックンロールな一曲。

投げやりな感じの歌い方といい、ギターソロのワンフレーズをカッティングで弾き倒す感じと言い、ミッシェル・ガン・エレファントが影響を受けているバンドというのがありありとわかりますね。

もうこれ以上は危険です…

もうこれ以上は危険です… / 栗原小巻(1978年)

作詞:丹古晴己 / 作曲:鏑木創 / 編曲:神保正明

最後は、一時期は吉永小百合さんと人気を二分していた美人女優、栗原小巻さんの歌で「もうこれ以上は危険です…」。ファンも吉永小百合さんのサユリストに対して、コマキストと呼ばれていたとか。

この特集の最後にふさわしい注意喚起のタイトルですね。流石女優と言った感じの迫真の語りがふんだんに入った楽曲。

最後に

今回は、タイトルに注意喚起が入った曲を集めてみました。

よくわからない特集でしたが、とにかく何かしら気をつけようという気になって頂ければ幸いです。

それでは、次回もお楽しみに。

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昭和のさまざまな街の歌5選https://interesting-showa.com/gss88/Wed, 21 Jul 2021 08:38:15 +0000https://interesting-showa.com/?p=1516

まず最初の街は、和田アキ子さんのアルバム「あの鐘を鳴らすのはあなた」より、「アキ子の街」。 和田アキ子さんぐらいの大物になると街の一つでももっていて、電飾輝くアッコタワーがそそり立ち、R&Bの兵隊たちが闊歩するそ ... ]]>

昭和の街が付く曲を集めてみた

  1. アキ子の街 / 和田アキ子
  2. 夜明けの街に恋が死ぬ / 三井ゆう子
  3. サイケな街 / 万里れい子
  4. アビーロードの街 / かぐや姫
  5. 風の街 / 山田パンダ

アキ子の街

アキ子の街 / 和田アキ子(1972年)

作詞:大日方俊子 / 作曲・編曲:馬飼野康二

まず最初の街は、和田アキ子さんのアルバム「あの鐘を鳴らすのはあなた」より、「アキ子の街」。

和田アキ子さんぐらいの大物になると街の一つでももっていて、電飾輝くアッコタワーがそそり立ち、R&Bの兵隊たちが闊歩するそんな街の日常を歌っているのかと思ってしまうタイトル。

しかし、その内容は生まれ育った街での思い出、故郷への哀愁をR&Bの重ためのリズムにのせて歌った素敵な歌です。

こじんまり生きている私としては、なかなか育った街を自分の街だと宣言できませんが、和田アキ子さんが歌うと別に違和感がないのはやはり色々な意味で大きな人物だからなのでしょう。

夜明けの街に恋が死ぬ

夜明けの街に恋が死ぬ / 三井ゆう子(1971年)

作詞:喜多条忠 / 作曲:立川輝明 / 編曲:荒木圭男

続いての街は、三井ゆう子さんのシングル「死ねない女の子守歌」のB面に収録されている「夜明けの街に恋が死ぬ」。

両面そろって物騒なタイトルですが、このシングルのジャケットがさらに凄い。髪を内巻きにした、お人形さんみたいなお顔の三井さんが、人形を逆さに持って突っ立っているというなかなかサイコな写真です。

レコードのシングルジャケットは、折りたたんであって、開くとポスターになるといった仕様が多くありましたが、これに関しては開いてみて思わず声が出た人もいたのではないでしょうか。

曲はグルービーなサウンドに、やさぐれた声がしっくりくるやさぐれ歌謡でカッコいいです。

サイケな街

サイケな街 / 万里れい子(1968年)

作詞:水木ひろし / 作曲:櫻井順

続いては、サイケデリック歌謡として1990年代に再評価され、和モノDJにも大人気だったアップナンバー。万里れい子さんの「サイケな街」。

なかなかのレア曲でなかなか手に入らなかったそうなのですが、1995年にコンピレーションCD「60’sキューティ・ポップ・コレクション(コロムビア編)」でCD化されてからは、こうして気軽に聴けるようになったのでとてもありがたいです。

本当に今聴いてもシビれるカッコよさ!このあと万里さんは、青春時代でおなじみ「森田公一とトップギャラン」に渡部玲子として加入して活躍されたそうですが、このサイケ歌謡路線もできれば続けていて欲しかったと思います。

アビーロードの街

アビーロードの街 / かぐや姫(1973年)

作詞:伊勢正三 / 作曲:南こうせつ / 編曲:石川鷹彦

ここからは、フォークというかかぐや姫関連の楽曲を。かぐや姫の4枚目のシングル「僕の胸でおやすみ」のB面に収録されている「アビーロードの街」。

曲はよく聴く感じの進行ですが、伊勢正三さんの何とも言えない物悲しい声がグッときます。夏に聴くフォークもいいものだなーと突然ながら思いました。

ちなみにアビーロードと言えばビートルズで有名ですが、この曲では実際のアビーロードを歌っているのではなく、青山通りにある、ビートルズが聴こえてきそうと彼女と二人で渡った交差点のことを歌っています。

風の街

風の街 / 山田パンダ(1975年)

作詞:喜多條忠 / 作曲:吉田拓郎 / 編曲:瀬尾一三

最後の街は、かぐや姫のウッドベース担当としても活躍されていた山田パンダさんのソロシングル「風の街」。

この曲は、1975年TBS系列で放送されていたテレビドラマ「あこがれ共同体」のテーマソングとして使われていました。このドラマ、郷ひろみさんや西城秀樹さん、桜田淳子さんという当時人気絶頂だった3人のアイドルを起用したドラマでしたが、視聴率はあまり振るわなかったそうで、放送回数も予定より短縮されたのだとか。

GSのスーパースターを集めて結成されたPYGといい、あまりにスターを集めすぎると何故か人気が出ない現象ってありますよね。

ただ、このドラマはテーマを作曲した吉田拓郎さんや歌っている山田パンダさんも出演されたり、他にも黒柳徹子さんや三田佳子さん、大和田伸也さんや田中邦衛さん、長門裕之さんなど脇もかなりの大御所で固められていてどこを見ていいかわからないくらい見どころがありそうです。

これまで再放送もされておらず、ソフト化もないのがとても残念です。

最後に

今回は、昭和のいろいろな街の曲を集めてみました。

思い出の街、住んでみたい街、想像もつかないような街と様々だったと思います。いかがだったでしょうか。

それでは、次回もお楽しみに。

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昭和の曲のタイトルでカレーを作ってみたhttps://interesting-showa.com/gss87/Wed, 14 Jul 2021 02:46:42 +0000https://interesting-showa.com/?p=1499

まずは野菜からということで、カレーの彩担当ともいえるにんじんから。曲は田原俊彦さんの10枚目のシングルで「NINJIN娘」。 フジテレビの人気子供番組「ひらけ!ポンキッキ」で、アニメーションをバックにこの曲を歌って踊る姿 ... ]]>

合わせるとカレーができる曲を集めてみた

  1. NINJIN娘 / 田原俊彦
  2. 玉ねぎむいたら… / 桜田淳子
  3. ポテト ハイスクール / 究トモ子
  4. 謝肉祭 / 山口百恵
  5. 夜明けのスキャット / 由紀さおり

NINJIN娘

NINJIN娘 / 田原俊彦(1982年)

作詞:宮下智 / 作曲:宮下智 / 編曲:船山基紀

まずは野菜からということで、カレーの彩担当ともいえるにんじんから。曲は田原俊彦さんの10枚目のシングルで「NINJIN娘」。

フジテレビの人気子供番組「ひらけ!ポンキッキ」で、アニメーションをバックにこの曲を歌って踊る姿が見られましたが、オレンジ色のオーバーオールに緑色のTシャツといったいで立ちで、さながらNINJIN息子といった感じでした。

子供たちがにんじんを食べるようにとの意図からか、2番の歌詞を採用しています。

トシちゃんのコミカルな動きと歌唱によってにんじん嫌いを克服したキッズたちもいたとか。そんなトシちゃんはカリフラワーが苦手なのだそうです。

ちなみに、1番は真っ白でポッチャリしていた娘が、夏の終りに日焼けしてホッソリと大人になっていたという内容で、そんな素敵に変身した娘をNINJINに例えるというのはどうかと思います。

そしてそんなNINJIN娘を秋になるころ食べごろさと例えるのは2番と比べてあまりに大人の表現だと思うのは私だけでしょうか。

玉ねぎむいたら…

玉ねぎむいたら… / 桜田淳子(1981年)

作詞:山上路夫 / 作曲:平尾昌晃 / 編曲:船山基紀

続いては、カレーの甘みの決め手にもなる玉ねぎ。曲は、桜田淳子さんの34枚目のシングルで「玉ねぎむいたら…」。

玉ねぎむいてるだけなの 泣いてないわ

悲しいから泣くのではなくて、玉ねぎがしみて涙が出たことで色々なことを思い出して泣けてくるという、涙が出るという事象が先で感情が後というのが新しいですね。

桜田淳子さんは1981年に放送されていた同名タイトルのテレビドラマで主役を演じていて、この曲はそのオープニングテーマとしても使われていました。

ドラマでは、準主人公の石立鉄男さんをはじめ、鈴木ヒロミツさん、車だん吉さん、関根勤さん(ラビット関根名義)、そしてあの松田聖子さんも初回2話のみですが出演しているとあって、個人的にめちゃくちゃみたいドラマです。DVDボックスも発売されているようですので、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

ポテト ハイスクール

ポテト ハイスクール / 究トモ子(1976年)

作詞:阿久悠 / 作曲:三木たかし / 編曲:竜崎孝路

続いては、カレーのボリュームアップにも貢献しているじゃがいも。というわけで、曲は究(きゅう)トモ子さんの「ポテト ハイスクール」です。

このシングルは、キャップ横かぶりでボーイッシュな装いの可愛らしいレコードジャケットで、かなりポップなイメージを持っていましたが、聴いてみるとコブシの効いた演歌的な歌い方でギャップに驚きます。

間奏では、色々な楽器が浮遊感を出していてとても謎です。そして何事もなかったようにポップなコブシを効かせて、親にも先生にも見捨てられた芋(ポテト)に寄り添うスクールデイズを歌うという只々不思議な歌です。

謝肉祭

謝肉祭 / 山口百恵(1980年)

作詞:阿木燿子 / 作曲:宇崎竜童 / 編曲:大村雅朗

そして、カレーの具のメインキャストといえば、肉。曲は、山口百恵さんの引退発表直後に発売された29枚目のシングルで「謝肉祭」。

恥ずかしながら、謝肉祭とは「肉に感謝する日」だと思っていましたが、どうやら違うようです。

ざっくりいうと、謝肉祭とはカトリックのお祭りで、四旬節(しじゅんせつ)という肉を含めた食事制限や生活全般を節制する期間を迎える前に、食べて飲んで仮装して、歌って踊ってはしゃいじゃおうという祝祭です。よく聞くカーニバルとは謝肉祭のことなのだそうです。

そんな、謝肉祭での熱い一夜の情景を当時21歳とは思えない、セクシーで大人な歌声と佇まいで表現している山口百恵さんはやはり只者ではないですね。

夜明けのスキャット

夜明けのスキャット / 由紀さおり(1969年)

作詞:山上路夫 / 作曲:いずみたく / 編曲:渋谷毅

最後は、カレーには絶対欠かせない。カレーをカレーたらしめているもの、ルーです。

お気づきかもしれませんが、ルーの曲が見つかりませんでしたので、苦肉の策としてのルー。途中でラーやランも入りますが、このルーのスキャットをお楽しみ頂ければと思います。というわけで、曲は由紀さおりさんの代表曲とも言える大ヒット曲「夜明けのスキャット」。

素敵なメロディーと、由紀さおりさんの優しい声が相まって、夜中ずーっと聴いていられます。

最後に

今回は、昭和の曲を集めてカレーを作るという若干無謀な企画でした。

いわゆるオーソドックスな家庭のカレーの材料でしたが、美味しくなりましたでしょうか。

それでは、次回もお楽しみに。

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名前が出てくる昭和の曲特集(日本の女性編)https://interesting-showa.com/gss86/Mon, 12 Jul 2021 00:23:00 +0000https://interesting-showa.com/?p=1480

まずは、グループサウンズの曲から一曲。ザ・ジャガーズの6枚目のシングル「恋人たちにブルースを」のB面に収録されている「恋するまゆみ」です。 曲中で「君の名前は恋するまゆみ」といっているのですが、恋するが明確に引っかかりま ... ]]>

日本の女性の名前が出てくる曲を集めてみた

  1. 恋するまゆみ / ザ・ジャガーズ
  2. ミチコ・フロム・トーキョー / Be Bops
  3. ミツコの運命 / 里見洋と一番星
  4. 私がケメ子よ / 松平ケメ子
  5. SACHIKO / ばんばひろふみ

恋するまゆみ

恋するまゆみ / ザ・ジャガーズ(1969年)

作詞:橋本淳 / 作曲:筒美京平

まずは、グループサウンズの曲から一曲。ザ・ジャガーズの6枚目のシングル「恋人たちにブルースを」のB面に収録されている「恋するまゆみ」です。

曲中で「君の名前は恋するまゆみ」といっているのですが、恋するが明確に引っかかります。苗字ではなさそうですし、ミドルネーム?いや、なんだかトータルでラジオネームっぽいですね。

ミチコ・フロム・トウキョー

ミチコ・フロム・トーキョー / Be Bops(1983年)

作詞・作曲:CARROL BOBBIE・HANSARD KIRK / 編曲:Be Bops

続いては、洋楽のカバーを一曲。「ビー・バップ・ア・ルーラ」でおなじみ、アメリカのロカビリーミュージシャン、ジーン・ビンセントの「ミチコ・フロム・トーキョー」。

フロム・トーキョーといいつつ、出だしは完全にチャイニーズ。欧米の方にとって、日本も中国もあまり変わらないのかもしれませんね。

歌と演奏は、日本のネオ・ロカビリーバンドBe Bops(ビー・バップス)。

ちなみに、途中で声が裏返るような歌唱法はヒーカップといって、ロカビリーが発祥なのだとか。日本の歌謡曲でも50’Sっぽい曲の時に多用されていますよね。

ミツコの運命

ミツコの運命 / 里見洋と一番星(1971年)

作詞:阿久悠 / 作曲:猪俣公章 / 編曲:小谷充・古賀修

続いては、グループサウンズからロック歌謡ともいうべき、シャウト系歌謡を歌うグループ「里見洋と一番星」から「ミツコの運命(さだめ)」。

ただただ、ミツコに何があったのかが気になりますし、本当に何もしてはやれなかったのかが気になります。まああれだけ全力で叫んでいるのですから、本当に何もできはしなかったのかもなとも思います。

そんな熱唱系歌唱をしているのは、元ザ・ヤンガースの窪孝さんで、このグループでは絵川たかしと名乗っています。

私がケメ子よ

私がケメ子よ / 松平ケメ子(1968年)

作詞:柳家小せん / 補作詞:​宇井天平 / 作曲・編曲:萩原哲晶

続いては、「あのケメ子は実在したのか⁉」と少々戸惑うシンガー。松平ケメ子さんの「私がケメ子よ」。

そう、ケメ子というのは、1968年にグループサウンズのザ・ダーツとザ・ジャイアンツが競作で発売した「ケメ子の歌(ザ・ジャイアンツ版は唄)」に出てくる女性の名前です。

そんなケメ子を名乗って歌ったこの曲は、「ケメ子の歌」へのアンサーソング!イントロのファズギターからビンビンくるり、松平ケメ子さんのやさぐれた声もガレージ要素が満載。最高のガレージ歌謡に仕上がっています。

SACHIKO

SACHIKO / ばんばひろふみ(1979年)

作詞:小泉長一郎 / 作曲:馬場章幸 / 編曲:大村雅朗

マニアックな曲が続いたので、最後は有名な曲を。ばんばひろふみさんのソロとして4枚目のシングル「SACHIKO」。

この曲が大ヒットしたことで、全国のサチコさんから「自分の名前が嫌いだったけど、この曲を聴いて好きになった」といったファンレターが沢山届いたそうです。

最後に

今回は、昭和の楽曲によくあるタイトルに名前が入った曲(日本人女性)編をお送りしました。

名前が入った曲はまだまだ他にもありますので、今後またご紹介したいと思います。乞うご期待。

それでは、次回もお楽しみに。

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昭和の巨匠!小林亜星・寺内タケシ特集https://interesting-showa.com/gss85/Wed, 30 Jun 2021 02:46:38 +0000https://interesting-showa.com/?p=1464

まずは、寺内タケシさんが寺内タケシとブルージーンズを脱退したのちに結成された、「寺内タケシとバニーズ」の曲から。ちなみに、バニーズとはリーダーの寺内タケシさんの干支がうさぎ年ということから名づけられたそう。 好きなのに冷 ... ]]>

小林亜星・寺内タケシ関連楽曲を集めてみた

  1. 悪魔のベイビー / 寺内タケシとバニーズ
  2. Caravan / 寺内タケシとブルージーンズ&ジャッキー吉川とブルーコメッツ
  3. 遺憾に存じます / 植木等
  4. ピーコック・ベイビー / 大原麗子
  5. リンゴがひとつ / 小林亜星&いけだももこ
  6. 夜がくる / マーク・HAMA

悪魔のベイビー

悪魔のベイビー / 寺内タケシとバニーズ(1967年)

作詞:ささきひろと / 作曲・編曲:寺内タケシ

まずは、寺内タケシさんが寺内タケシとブルージーンズを脱退したのちに結成された、「寺内タケシとバニーズ」の曲から。ちなみに、バニーズとはリーダーの寺内タケシさんの干支がうさぎ年ということから名づけられたそう。

好きなのに冷たくされてオーノー 俺に気持ちを知りながら他の野郎と楽しそう お前は悪魔のベイビー

簡単に説明するとこんな感じの曲ですが、ロックの基本たる内容ではないでしょうか。出だしのファズギターといい、ドラムの入りといい文句なしのガレージロック!

片想いの切なさを狂おしく歌っているボーカルも最高です。

Caravan

Caravan / 寺内タケシとブルージーンズ&ジャッキー吉川とブルーコメッツ(1965年)

作曲:Duke Ellington・Tizol Juan

続いては、1985年に発売されたアルバム「レッツ・ゴー・モンキー」から豪華なコラボレーションの一曲で「Caravan」。

このアルバムは、メインボーカルに内田裕也さんと尾藤イサオさん。演奏が寺内タケシとブルージーンズとジャッキー吉川とブルーコメッツという何とも贅沢な面子で制作されています。

Caravanはもともとジャズの楽曲で、エレキギターでのアレンジはザ・ベンチャーズのバージョンが有名でしょうか。そんな楽曲を日本で、エレキの神様寺内タケシさん率いるブルージーンズと、実力派グループサウンズのジャッキー吉川とブルーコメッツが演奏するんですから、カッコいいに決まっています。

エレキギターはもちろん、管楽器あり、オルガンあり、長尺のドラムソロありと、スピーディーかつスリリングな掛け合いで熱い演奏を繰り広げています。

遺憾に存じます

遺憾に存じます / 植木等(1965年)

作詞:青島幸男 / 作曲・編曲:萩原哲晶

続いては、植木等さんのソロ曲で「遺憾に存じます」。エレキブームの最中ということもあってか、演奏は寺内タケシとブルージーンズが務めています。

植木さんの飄々とした歌はいつ聴いても素敵なのですが、この曲では寺内さんのギター演奏との絡みが最高です!ギターソロの度に「いけー」とか、「今日はもう死んだ気でいけー」とか、「徹底的にいけー」とか言っていたのに、最後ギターのテケテケの連発に「オイッ コラッ オイッ 調子にのるな!」とご立腹。

フリがきれいに効いたいかにも昭和といった笑いのパターンに、腹落ちのいい、ちょうど割り切れる気持ちのいい割り算を解いた時のような気持ちになって思わず微笑んでしまいます。

ピーコック・ベイビー

ピーコック・ベイビー / 大原麗子(1968年)

作詞:東大路千弘 / 作曲・編曲:小林亜星

ここからは、小林亜星さんの関連の楽曲を。昭和の名女優、大原麗子さんのデビュー曲で「ピーコック・ベイビー」。

1968年ということでグループサウンズブームに便乗してか、コーラスにザ・ルビーズを迎えてサイケデリックなサウンドと甘い歌声を聴かせてくれます。

小林亜星さんが作ったとは思えないほど、個人的にはらしさを感じなかったのですが、改めて亜星さんは幅広い音楽を作られていたのだなぁと実感しました。

サイケと言えば、このシングルのレコードジャケットがまた最高で、民族衣装のような服を着た大原麗子さんが左手に大きな孔雀の羽を持ち、あごの下に右手の人差し指を当てて、斜め上を見ている写真。その周りをサイケな文字が漂っているという、めちゃくちゃ額に入れて飾りたいデザインです。

文字で説明したものの、絶対に見たほうが早いと思うので気になる方は検索を。

リンゴがひとつ

リンゴがひとつ / 小林亜星&いけだももこ(1974年)

作詞:阿久悠 / 作曲:小林亜星 / 編曲:渋谷毅

続いては、小林亜星さんが主演されていたテレビドラマ「寺内貫太郎一家」の劇中歌で「リンゴがひとつ」。

東京の下町にある「寺内石材店」の頑固おやじの役は、小林さんにピッタリの名キャスティングですよね。そのお母さん役の寺内きんが当時31歳だった樹木希林さんというのもすごい!

そして、貫太郎の妻で里子を演じるのは加藤治子さん。長女静江が梶芽衣子さん。長男の周平を西城秀樹さん。今見てもキャラクターが濃い家族ですよね。

この曲は、そんな長男周平のガールフレンド(マユミ)役で出演しているいけだももこさんと小林亜星さんが一緒に歌っています。

歌詞に出てくる「リンゴが4つアップルプルプルプル」の下りでは、歌に合わせて小林亜星さんのアゴの肉もプルプルしていそうで、聴くたびにニヤついてしまいます。

夜がくる

夜がくる / マーク・HAMA

作詞・作曲:マーク・HAMA

小林亜星さんと言えばCMソングというイメージもありますが、最後はサントリーオールドのCMでおなじみの曲。

CMでよく流れていて一般的なのは、ギター伴奏に合わせてサイラス・モズレーさんという方が歌っている、「ダンダンディダン シュビダディン オデーエェーエエーオー」というスキャットのみのバージョン。

このバージョンは元々、CM用に「人類みな兄弟」というタイトルで作られたそうなのですが、その後作曲者である小林亜星さんが詞を付けて改めて「夜がくる」というタイトルが付けられたそうです。

飲めないくせにウイスキーグラスを傾けたくなる、渋い大人の音楽ですよね。歌っているのが外国の方というだけあって、アメリカの曲なのかと思っていましたがまさかの小林亜星さんだったんですね。

なぜか作詞作曲がマーク・HAMAという名前になっていますが、これは小林亜星さんの別名です。

最後に

今回は、2021年5月30日に亡くなられた小林亜星さんと、6月18日に亡くなられた寺内タケシさん。昭和の巨匠お二人の追悼特集ということで、「小林亜星・寺内タケシ特集」をお送りしました。

曲を聴いていて、改めてお二人の偉大さに気づかされた思いがしました。

それでは、次回もお楽しみに。

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宮崎アニメ主題歌(スタジオジブリ設立前編)5選https://interesting-showa.com/gss84/Mon, 21 Jun 2021 05:20:14 +0000https://interesting-showa.com/?p=1443

まずは、1972年に中国から上野動物園にやってきたパンダがきっかけで起こった日本でのパンダブーム。そんなパンダブームにあわせて公開されたというアニメーション映画「パンダコパンダ」。 歌っているのは、イラストレーターの水森 ... ]]>

スタジオジブリ設立前の宮崎アニメ主題歌を集めてみた

  1. ミミちゃんとパンダ・コパンダ / 水森亜土
  2. おしえて / 伊集加代子・ネリー・シュワルツ
  3. 今、地球がめざめる / 鎌田直純・山路ゆう子
  4. 炎のたからもの / Bobby
  5. 風の谷のナウシカ / 安田成美

ミミちゃんとパンダ・コパンダ

ミミちゃんとパンダ・コパンダ / 水森亜土(1972年)

作詞:真田巌 / 作曲:佐藤允彦

まずは、1972年に中国から上野動物園にやってきたパンダがきっかけで起こった日本でのパンダブーム。そんなパンダブームにあわせて公開されたというアニメーション映画「パンダコパンダ」。

歌っているのは、イラストレーターの水森亜土さん。アラレちゃんやひみつのアッコちゃんのテーマソングも歌われているアニメソングにピッタリとフィットする素敵なキャラクターですよね。

MEMO

宮崎駿さんはこの作品で、原案、脚本、場面設定、原画(続編の「パンダコパンダ 雨ふりサーカスの巻」では、脚本、美術設定、画面構成、原画)を担当されています。

おしえて

おしえて / 伊集加代子・ネリー・シュワルツ(1974年)

作詞:岸田衿子 / 作曲:渡辺岳夫 / 編曲:松山祐士

続いては、1974年にフジテレビ系列で放送されていたテレビアニメ「アルプスの少女ハイジ」のオープニングテーマ。

オープニングのタイトルはずっとアニメと同じ「アルプスの少女ハイジ」だと思っていたのですがまさかの「おしえて」でした。確かに、曲中で答えようのないようなことをおじいさんらに聞いていますもんね。

ハイジのオープニングと言えば、有名な巨大ブランコ。特撮やヒーローアニメ以外であんなにもダイナミックな表現を用いるのはすごいです。ものハイジには逆に問いたいです。あのブランコがどうなっているのかを。

そして本場のヨーデル!なんと、担当の音楽ディレクターが自腹でスイスまでいってヨーデルとアルペン・ホルンを録音し、日本での録音部分と合わせるという制作方法だったそうで、当時アニメ音楽の為にお金をかけて海外録音することは前代未聞だったそうです。そのかいもあってか、日本のみならず、ヨーロッパでも大ヒットしました。

ヨーデル部分はハイジとこやぎのユキが楽しそうにスキップしているのが印象的で、その後勝手にヨーデルとスキップはセットだという認識になりました。

MEMO

このアニメで宮崎駿さんは、場面設定と画面構成を担当されています。

今、地球がめざめる

今、地球がめざめる / 鎌田直純・山路ゆう子(1978年)

作詞:片岡輝 / 作曲:池辺晋一郎

続いては、1978年にNHKで放送されていたテレビアニメ「未来少年コナン」のオープニングテーマです。

宮崎さんの実質監督デビューとなるこの作品はこれまで見たことがなかったのですが、このタイミングで見始めてすっかりハマっております(現時点で8話まで視聴)。

主人公のコナンの陸海空(跳べはしませんが飛行機上や高い塔など)どんな場所でも安定して動き回れるスーパー野生児ぶりに驚嘆するのですが、おじい以外の人間を知らない、ほぼ無人島(のこされ島)で育ったコナン。それにしてもたくましすぎです。

宮崎駿さんが演出しているので当たり前なのですが、キャラクターの動きや、物語とは関係のない波やカニの動きなど「あー!ジブリっぽい!」と思えるようなシーンもたくさん出てきます。

曲に関していえば、サビから急に暴れだすベースがめちゃくちゃカッコよくて、ドラムもスネアのアタックがロック的な力強さで、ボーカルの爽やかさとの対比でちょっとビックリします。

MEMO

このアニメで宮崎駿さんは、キャラクターデザイン、メカニックデザイン、場面設定、演出、監督、そして大半の絵コンテを担当しています。

炎のたからもの

炎のたからもの / Bobby(1979年)

作詞:橋本淳 / 作曲・編曲:大野雄二

続いては、宮崎駿さんの映画初監督作品としても知られる「ルパン三世 カリオストロの城」。その主題歌である「炎のたからもの」。

アニメを見ていてエンディングテーマが流れると「あーっ終わってしまう~」と、寂しい気持ちになることがありますが、この曲もまさに未練ソングの一つですね。

ひとたび平和が訪れたカリオストロで、ルパンとクラリス。ルパン一味や銭形のとっつぁん達とそのまま幸せに暮らせたらどんなにいいだろうかと、この映画を見ている時は思ってしまいますが、そんなのルパンではないですよね。映画を見終わって一未練あって、いつも気づかされている気がします。

歌っているのは、1973年から1977年まで「ボビー&リトルマギー」というハードロックバンドでボーカルを担当していたBOBBYさん。昔は何でもシャウトすればいいと思っていたこともあったそうなのですが、この曲ではしっとりと時には力強く歌っていますね。

作詞はグループサウンズの曲も多く手掛け、筒美京平さんとのコンビでは550曲以上の曲を手掛けた橋本淳さん。作曲は、ルパン三世のテーマなど関連楽曲を多く手掛けた大野雄二さん。

MEMO

このアニメで宮崎駿さんは、脚本(山崎晴哉さんと共同)と監督を担当しています。

風の谷のナウシカ

風の谷のナウシカ / 安田成美(1984年)

作詞:松本隆 / 作曲:細野晴臣 / 編曲:萩田光雄

最後は、これジブリじゃないんだ?と思ってしまう人も多いのではないでしょうか。1984年に宮崎駿監督の長編アニメーション映画第2作目として公開された「風の谷のナウシカ」。

映画を見る度にいつもナウシカが乗って空を飛んでいるメーヴェに乗りたいなと思います。セグウェイみたいな近未来な乗り物がドンドン出てきているのに、いつになったらメーヴェはできるのかと蟲笛をぶん回しながら待ち続けている今日この頃です。

さて、このテーマソングを歌っているのは、映画公開前に行われた「ナウシカガール・コンテスト」でグランプリを受賞した安田成美さん。テクニックなどいらない、素朴で丁寧な歌がとてもいいですね。

MEMO

このアニメで宮崎駿さんは、原作、脚本、監督を担当しています。

最後に

今回は、スタジオジブリ設立前の宮崎駿関連アニメ主題歌を特集してみました。

今見ても、古さを感じない心に響く素敵なアニメがたくさんありますので、未見の作品があったらチェックしてみてはいかがでしょうか。

それでは、次回もお楽しみに。

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