【グッとくる昭和サウンド第9回】没後5年!菅原文太出演映画に関する曲を集めてみました

放送した楽曲

2019年11月26日放送分

今回の選曲はこちら
  1. 一番星ブルース / 菅原文太&愛川欽也
  2. M-17[ワッパ勝負VSボルサリーノ2] / トラック野郎爆走一番星サウンドトラック
  3. トラック・ドライヴィング・ブギ / ダウン・タウン・ブギウギ・バンド
  4. M-24[一番星爆走] / トラック野郎爆走一番星サウンドトラック
  5. 仁義なき戦いBGM:M-2(テーマ) / 仁義なき戦いサウンドトラック
  6. 吹き溜りの詩 / 菅原文太

菅原文太出演映画関連の曲特集

2019年11月28日で没後5年になる菅原文太さん。もう5年も経つんですね…。というわけで今回は菅原文太さん特集!個人的に大好きな出演映画を選んで関連する曲を集めてみました。

一番星ブルース

一番星ブルース / 菅原文太&愛川欽也

作詞:阿木燿子 / 作曲:宇崎竜童 / 編曲:ダウン・タウン・ブギウギ・バンド

シングル「一番星ブルース」A面に収録(1975年発売)

まずは、菅原文太さんといえば「トラック野郎」という方も多いのではないでしょうか。そんなトラック野郎の主題歌です。

トラック野郎を一言でいうなら「下品な寅さん」といった所でしょうか。毎回マドンナが登場してフラれていくという流れなど意識してやっている部分もあると思います。

実際、トラックと寅さんの「トラトラ対決」ということで男はつらいよと対抗して同時期に上映されていました。

ただ、毎回ライバルとの大掛かりな殴り合いの喧嘩があったり、超が付く下ネタ、大人のお風呂屋さんをほぼ住まいにしているなど、寅さんにはとても出てこないようなシーンが満載です。

主人公は菅原文太さん演じる一番星こと星桃次郎。

短期で粗野だけど、曲がったことが大嫌い。女好きだけどもどこまでも純情な桃さんはみんなから慕われている人望厚いトラッカーです。

そして服の胸にはだいたい大きな星があり、星の付いた腹巻をしたりとトレードマークの星にこだわった素敵なファッションセンス。大きな星が付いた服を着こなせるのは星桃次郎か矢沢永吉かくらいですね。(永ちゃんはザ・スター・イン・ヒビヤというライブで胸に大きな星がある衣装を着ていた。)

シリーズを通しておおよそ以下のようなお決まりの流れがあって、毎回「待ってました!」という感じで安心して見ていられるところもいいです。

  • マドンナに一目ぼれする
  • ライバルトラッカーとの対決(殴り合いの大げんかやワッパ勝負)
  • トラックで行った先の全国各地の名所や祭が取り上げられる
  • マドンナとの別れ(だいたいフラれる)
  • 時間がないなどの厳しい状況での長距離仕事を引き受ける

M-17[ワッパ勝負VSボルサリーノ2]

M-17[ワッパ勝負VSボルサリーノ2] / トラック野郎爆走一番星サウンドトラック

作曲:木下忠司

毎回ライバルトラッカーとのバトルが発生しますが、これは第2作「トラック野郎 爆走一番星」で、ライバルのボルサリーノ2とのワッパ勝負で流れた曲。

ワッパとはハンドルの意味で、トラックの運転による勝負をワッパ勝負というんですね。

このボルサリーノ2ですが、田中邦衛さんが演じていて、以前花巻の鬼台貫だったやもめのジョナサン(愛川欽也)の厳しい取り締まりで人生を狂わされた恨みを果たすべく、しつこくジョナサンに絡む役。

とてもトラックを運転しているとは思えない、縦じまのピッシリしたイタリアンスーツにハット。皮手袋にサングラスといういで立ちでとてもカッコイイです。

ワッパ勝負の最後、ジョナサンが間に入ってハッキリ勝負は決まらなかったにも関わらずこのセリフ。

ボルサリーノ2「一番星。お前がリードしてたぁ。おれの負けだぁ。」

星桃次郎「いい恰好すんなよぉ」

ボルサリーノ2「いや。俺の負けだぁ。浪花節は性に合わねぇ。」「あばよ。」

そういって鼻血の出ているジョナサンに白いハンカチを投げて去っていくボルサリーノ2.。いや~しびれますね。シリーズ通して色々なライバルトラッカーが出てきますが、大好きなライバルの一人です。

トラック・ドライヴィング・ブギ

トラック・ドライヴィング・ブギ / ダウン・タウン・ブギウギ・バンド

作詞:阿木燿子 / 作曲:宇崎竜童 / 編曲:ダウン・タウン・ブギウギ・バンド

この曲はマドンナとのドライブシーンでかかるダウン・タウン・ブギウギ・バンドによる曲です。この映画の為とはいえトラックを題材にした曲って珍しいですよね。

上記の流れで「爆走一番星」でいうと、マドンナのあべ静江さんと広島~長崎~天草というルートでドライブしているシーンでかかっています。

桃さんの愛車「一番星号」も、後ろのスペースには太宰治全集を載せ、アンドンには「生まれてすみません」の文字。すっかりあべ静江さん演じる瑛子仕様で、かなり緊張しながら安全運転している桃さんが最高でした。

M-24[一番星爆走]

M-24[一番星爆走] / トラック野郎爆走一番星サウンドトラック

作曲:木下忠司

物語のクライマックスとなる長距離を目的地まで突っ走るシーンでかかる曲。

だいたいクライマックスは大事な荷物を運ぶことが多いのですが、爆走一番星では子供2人を残して岡山に出稼ぎに出ていた父親の松吉(織本順吉さん)を年越しに間に合うよう子供のいる長崎まで送り届けるべく、ぶっ飛ばします。

途中、お決まりの警察との大掛かりなカーチェイスでは、桃さんの援軍依頼にあのライバルだったボルサリーノ2が駆けつけます。

ここのやり取りもカッコいい!

星桃次郎「ボルサリーノ。ありがとよ。てめぇも、いいトラック野郎だぜ。

ボルサリーノ2「馬鹿野郎。浪花節は嫌ぇだって、いったはずだぜぇ。」

バトル&友情。まるでジャンプ漫画のような流れはわかっていてもシビレます。

仁義なき戦いBGM:M-2(テーマ)

仁義なき戦いBGM:M-2(テーマ) / 仁義なき戦いサウンドトラック

作曲:津島利章

もはや誰もが知っているといっても過言ではない、仁義なき戦いのテーマ曲。テレビなどでも、恐い人が出てきたり、突然怒り出したりするシーンなどでよく使われていますよね。

ただ、やはり映画のオープニング。映画館ならスクリーン、自宅ならディスプレイに叩きつけられる「仁義なき戦い」というあの独特のフォントとセットで聴くのが一番グッときます。

いつも気になるのですが、途中で不規則に入るタンバリンが不穏で不安定な雰囲気をあおっている感じがします。これは意図的なんでしょうか。

ちなみに「仁義なき戦い」を一言でいうならば、「出る杭はバンバン撃たれる話」でしょうか。打たれるではなくて“撃たれる”というのがポイントですね。

共闘、裏切り。懇願、裏切り。ファミリー、裏切り。

親と子、盃を交わした兄弟同士でさえも的にかける、まさに仁義もなにもあったもんじゃない戦い。いったい誰を信じたらいいのかわからないまま命を張ったり狙ったりするので、普通の人なら病んでしまいそうですがこの物語の登場人物はガンガン(中にはシレっと)出ようとしていきます。

出ては撃たれ、出ては撃たれ。最終的に残った人たちが正義なのかといえば、決してそうではないでしょう。見終わった後、なんともいえない気持ちになりますが、これが人間の本質のようにも思われて、生きるって綺麗ごとだけじゃないんだなと改めて感じます。

吹き溜りの詩 / 菅原文太

吹き溜りの詩 / 菅原文太

作詞:池田充男・深作欣二 / 作曲:曽根幸明 / 編曲:小谷充

シングル「吹き溜りの詩」A面に収録(1974年発売)

映画「仁義なき戦い」の挿入歌ということですが、正直どこに挿入されていたかわかりません…。作詞にはこの映画の監督、深作欣二さんも関わっています。

文太さんの声は低くて太くて渋いですよね。ただ、これまで正直あまり歌を聞いたことがありませんでした。

それもそのはず、【トラック野郎浪漫アルバム/杉作J太郎・植地毅 編著】でのインタビューによると、「映画の主題歌10曲位歌っているけど一曲もヒットしていない。高倉健さんがヒット曲を出したので、悔しくて自分もよーし!と思ったけど歌は全然ダメだったな。」とおっしゃっていました。

渋いといえば、菅原文太さんいつも右肩が下がっていて、ゆっくり歩いていると不気味な迫力があります。いきなり下斜めから右アッパーが飛んで来そうで怖いですよね。

最後に

今回は昭和の大スターであり、個人的に大好きな菅原文太さんを特集しました。

いかがだったでしょうか。ここで紹介した映画はすべてオススメなので、興味が湧いた方やまだ見ていない方は是非チェックして見て下さい。

それでは、来週もお楽しみに!

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