【グッとくる昭和サウンド第7回】没後30年!松田優作関連の曲を集めてみました

放送した楽曲

2019年11月12日放送分

今回の選曲はこちら
  1. 心もよう / 井上陽水
  2. Bad City / SHOGUN
  3. Lonely Man / SHOGUN
  4. 青春のテーマM1 / 井上孝之バンド
  5. 灰色の街 / 松田優作
  6. 横浜・ホンキー・トンク・ブルース / 原田芳雄
  7. YOKOHAMA HONKY TONK BLUES / 松田優作
  8. マリーズ・ララバイ / 松田優作

松田優作さんに関する曲を特集

今回は、2019年11月6日で没後30年になる松田優作さんの特集ということで、松田優作さんに関する曲を集めてみました。

心もよう

心もよう / 井上陽水

作詞・作曲:井上陽水 / 編曲:星勝

シングル「心もよう」A面に収録(1973年9月21日発売)

リスナーから井上陽水さんの曲をリクエスト頂いたので、今回のテーマにそって選曲してみました。

この曲は、探偵物語第5話「夜汽車で来たあいつ」で、水谷豊さん演じる田村という青年と松田優作さん演じる主人公の工藤俊作が二人で熱唱していた曲です。

水谷豊さんと松田さんは売れる前からの友人だったそうで、ここでも息の合った演技を繰り広げていました。

探偵物語は大きな筋はあるものの、セリフのほとんどがアドリブだったという話がありますが、この回の2人のやりとりも明らかにアドリブだろうなという所があります。公園でのやりとりなんかそうで、緊張感の中お互い絶妙な切り替えしをしていてすごいなと感心させられました。

役の中でも二人の友情が芽生えて続いていく流れにグッときます。個人的に大好きな回です。

Bad City

Bad City / SHOGUN

作詞・作曲:Casey Rankin / 編曲:大谷和夫

シングル「Lonely Man」B面に収録(1979年10月21日発売)

この曲を聴くと思わずテンションが上がってしまうという人も多いのではないでしょうか。言わずと知れた名ドラマ「探偵物語」のオープニングテーマです。

鏡を見ながらヘアスタイルを整え、帽子をかぶり、煙草をくわえて決まった!と振り向くとズボンを履いていなかったり、煙草に火をつけるライターの火力が全開だったり、一生懸命入れたコーヒーを吹いたりとおなじみのオープニングですが、コミカルだけどカッコよくてマネしたくなるシーンばかりです。

劇中でも、聞き込みの際はおもちゃの小さいマイクを使ったり、ガスマスクをつけて魚を焼いてみたりユニークな演出がありましたが、そういうシーンになると「待ってました!工藤ちゃん!」とニヤニヤしてしまいます。

工藤俊作。本当に素敵なキャラクターでしたよね。松田優作さんのリアルな一面でもあったんじゃないかと思います。

芝居へのこだわりの為、時には周りと衝突したりすることも多く怖がられていたり、嫌がられていた部分もあったと思いますが、この工藤ちゃんのように愛されていた所も本当に多かったと思います。

Lonely Man

Lonely Man / SHOGUN

作詞:Casey Rankin / 作曲:大谷和夫・芳野藤丸 / 編曲:大谷和夫

シングル「Lonely Man」A面に収録(1979年10月21日発売)

コミカルなオープニングとは一転して、クールな工藤ちゃんが見られるエンディングのテーマ曲。

白い帽子に白いスーツ白い靴。シャツとネクタイ以外は白で決めたスタイルで街をうろつく工藤俊作。帽子をおさえながらトコトコ走る姿もカッコよかったですね。

ちなみに探偵物語の最終回のラストシーンも同じく白づくめでしたが、そういえば太陽にほえろのジーパンも同じく白でしたね。ラストシーンで白づくめということは…となんとなくその後の展開を予想させましたが、結局工藤ちゃんは死んでいるか生きているかわからないままでした。

完全に後追い世代ですが、最終回を見た後の喪失感はしばらく続きました。叶う事なら続編が見たかったです。

青春のテーマM1

青春のテーマM1 / 井上孝之バンド

作曲:大野克夫

アルバム「太陽にほえろ! / 傷だらけの天使 オリジナル・サウンドトラック主題曲集」収録(1975年2月21日発売)

松田優作さんといえば、太陽にほえろのジーパン刑事としても有名ですね。色々な刑事が出演しましたが、それぞれテーマ曲があってジーパン刑事はこの曲がテーマになっています。

ジーパン刑事といえば、なんといっても殉職シーンのインパクト。前任のショーケンこと萩原健一さんが演じたマカロニから始まったこのいかに死んでいくかのバトンリレー。

ショーケンが降板するとなった時、本人の強い希望でマカロニを「犬死」させることになりました。もっと他の署に異動させるとか刑事を辞めるとか色々設定があったと思うのですが、あえての犬死。

スリーピースのスーツに長髪でカッコよくて人気絶頂の最中でもあったと思うのですが、まさかの立ちション中に暴漢に刺されて死ぬなんて誰が予想したでしょうか。

そんな予想を超える殉職シーンを見事に引き継いだのが柴田純ことジーパン刑事。おなじみ「なんじゃぁーこりゃぁー!」ですね。

台本には「どさっと倒れ、純は空を見上げる。……。純は死んだ」としか書かれていなかったそうですから、あの名シーンはアドリブなんですね。

どうアドリブったらあんな状況を作り出せるのか、凡人には計り知れませんが本当に天才としか言えません。

灰色の街

灰色の街 / 松田優作

作詞:松田優作 / 作曲:李世福 / 編曲:クリエイション

アルバム「HARDEST DAY」収録(1981年5月21日発売)

松田優作さんの歌と演技を存分に楽しめる映画といえば「ヨコハマBJブルース」。この曲は序盤に松田優作さん演じるBJがステージで歌っていた曲です。

BJはシンガーで、歌だけでは食えないので探偵も合わせてやっています。同じ探偵でも探偵物語のようにコメディ強めではなく、もっと温度が低い大人のハードボイルドといった感じでしょうか。

また、BJは体を鍛えるためかわかりませんが、車は所持しておらず、いつも自宅から歩いたり走ったりして移動しています。この歩いたり走ったりしているのをカメラを引いてずっと追っているだけのシーンがよく出てくるのですが、歩いたり走ったりしている姿だけでこんなに魅力的な人がいるだろうかという位、飽きずに見ていられます。

ステージで歌う姿も自然で、優作さんにはブルースがよく似合います。私は声が細くてしょぼいので、あの太く低い声の歌声にすごく憧れますね。カラオケで松田優作さんの歌とか歌いたいと思うのですが、どうしても声的に昭和ジャニーズがしっくりくるのでトシちゃんやマッチを歌ってしまいます。

横浜・ホンキー・トンク・ブルース

横浜・ホンキー・トンク・ブルース / 原田芳雄

作詞:藤竜也 / 作曲:エディー藩

アルバム「イッツ・オーライ 原田芳雄ブルース・ベスト・アルバム」収録(1982年発売)

この曲は元々ゴールデンカップスのエディ藩さんが作って歌っていたそうですが、それを聴いていた藤竜也さんが、歌詞が面白くないといってコースターの裏か何かにバーッと書いた歌詞が採用されたそうです。

松田優作さんは公私ともに兄貴と慕っていた原田芳雄さんからかなり影響を受けていたそうで、これはその原田芳雄さんが歌ったバージョンです。

松田さんは原田さんを慕うあまり、原田さんの家の隣に引っ越して住んでいたこともあるそうで、よっぽど大好きだったんでしょうね。

探偵物語でも、第6話で映画好きの骨董屋イイヅカに原田芳雄さんの映画「闇の狩人」を勧められて、「あいつ?いまいち上手いと思わないけどな」といってイジったりしていましたけど、信頼関係があるからこそのイジリだったんでしょうね。完全にアドリブだと思いますけど。

原田芳雄さんも低くて渋い声なので、ブルースを歌ってもしっくりきますね。個人的には日本で有数のブルースシンガーの1人だと思っています。

ちなみにこの曲は色んな人が歌っていたようで、エディ蕃さんはもちろん、藤竜也さんもご自身で歌ったシングルを出されています。他にも宇崎竜童さんや尾藤イサオさん、ダイヤモンド☆ユカイさんなどもカバーしています。

YOKOHAMA HONKY TONK BLUES

YOKOHAMA HONKY TONK BLUES / 松田優作

作詞:藤竜也 / 作曲:エディー藩

アルバム「HARDEST NIGHT LIVE」収録(1981年11月21日発売)

そしてもちろん松田優作さんも歌っている「YOKOHAMA HONKY TONK BLUES」。こちらはライブ盤でシンガー松田優作としての実際のノリや雰囲気が感じられる素晴らしい録音です。

演奏しているメンバーには作曲者のエディー蕃さんや、パーカッションにはカーナビーツのアイ高野さんといったグループサウンズにゆかりのある方も参加されていて勝手に嬉しくなってしまいます。(院長はグループサウンズ好き)

映画「ヨコハマBJブルース」ではこの曲の演奏シーンも見られるので、唄う松田優作さんが見たい方は必見です。

マリーズ・ララバイ

マリーズ・ララバイ / 松田優作

作詞:大津あきら / 作曲:鈴木キサブロー / 編曲:今剛 / ChoArr:川村栄二

アルバム「HARDEST DAY」収録(1981年5月21日発売)

※今回は放送できませんでしたが、解説のみお楽しみ下さい。

こちらも映画「ヨコハマBJブルース」関連の曲です。ラストである男との約束を果たす為にこの曲を歌うのですが、物語とシンクロしてグッときます。

役者が歌を出すとガッカリすることが多いですが、松田優作さんの場合は芝居の延長として歌がある感じがして普通以上に入り込んで聴ける気がします。(映画の劇中で歌っていたというのもあるかもしれませんが…。)

今も生きていたらどんな歌を唄っていたんだろうとついつい思いを馳せてしまいますが、この歌も令和となった今、渋さと円熟味マシマシの優作さんで聴いてみたかったです。

最後に

今回は2019年11月6日で没後30年になる松田優作さんに関する曲を特集してお送りしました。

今もなお、ファンを魅了し続けている松田優作さん。私もいつまでも憧れ続けていきたいと思います。

それでは、来週もお楽しみに!

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