【グッとくる昭和サウンド第27回】ハスキーボイスを堪能しよう

放送した楽曲

今回の選曲はこちら
  1. ギャランドゥ / もんた&ブラザーズ
  2. あんたのバラード / 世良公則&ツイスト
  3. 襟裳岬 / 森進一
  4. ビューティフル・ヨコハマ / 平山みき
  5. ボヘミアン / 葛城ユキ
  6. 夢おんな / 桂銀淑

ハスキーボイスのアーティストの曲を集めてみました

ギャランドゥ(1983年)

ギャランドゥ / もんた&ブラザーズ

作詞・作曲:もんたよしのり

この曲は、西城秀樹さんでおなじみだと思いますが、作詞作曲をしたもんたよしのりさんもセルフカバーをしています。

もともとは自分で歌おうと思っていたそうなのですが、西城さんが当時の所属事務所から独立した際に最初の一曲目を書いて欲しいと依頼されて作成されたそうです。

声のハスキー具合でいうと、西城秀樹さんも十分ハスキーなのですが、もんたさんバージョンは更にハスキー!かすれ具合が最高です。

しかし、もんたさんはもともと細くて高い声だったそうで、声帯が弱いから毎晩歌っていると声がかれてきて、だんだん強くて太い声に変わっていたんだそうです。ハスキーといえば「もんたよしのり」という印象だったので、ちょっと意外ですよね。あの声は努力の賜物だったんですね。

ところで、何故か「へそ毛」の代名詞になってしまった「ギャランドゥ」という言葉。元々はもんたさんの造語で、デタラメ英語の女性名なんだとか。

それが何故へそ毛として広まったのか。それはユーミンこと松任谷由美さんが、オールスター運動会の水泳大会で、西城秀樹さんのビキニパンツからはみ出たへその下の毛が濃かったという印象から、深夜ラジオで毛深い人を「ギャランドゥ」と名付けたのが広まったのだそうです。

あんたのバラード(1977年)

あんたのバラード / 世良公則&ツイスト

作詞:世良公則 / 作曲:世良公則 / 編曲:世良公則&ツイスト

こんなバラードの歌い方があるのか!

最初に聞いた時から衝撃を受けましたが、こんな濃厚なバラードというものを聴いたことがありませんでした。音源だけでも十分濃いですが、初めて映像込みで見た時は更なる衝撃でしたね。

まあ動く動く。バラードはしっとりと歌うだけではないんですね。演奏に合わせて体を揺らすなんてもんではなく、両手や上半身ごとグワーンと伸びたり縮んだり。途中で痙攣したりもして、なんか生まれるんじゃないかと心配になるほどです。そして、目がちょっとイッてる感じも最高です!

もう、情熱とか衝動とかエネルギーがあのスローなテンポでは収まり切れないほどに体内から溢れ出ている状態。

曲はスローバラードなのに、体はアップテンポ時のロックのように動いているなと思って、Youtubeの動画を倍速にしてみました。

かなりしっくりきました!

一度、倍速で見てみることをおすすめします。

襟裳岬(1974年)

襟裳岬 / 森進一

作詞:岡本おさみ / 作曲:吉田拓郎 / 編曲:馬飼野俊一

私の中でキングオブハスキーボイスといえば、森進一さん。

モノマネの人より誇張しているように思えてしまう独特の歌い方と声のカスレ具合は、ナンバーワンでいて、オンリーワンでもあり、もはや誰もマネできないと思います。

この曲は、吉田拓郎さんのフォークソングと森進一さんの演歌歌唱が融合した、森さんにとっても新たな起点となった曲で、累計100万枚以上を売り上げ、日本レコード大賞と日本歌謡大賞の大賞をダブル受賞するほどに大ヒットしました。

それで襟裳の知名度アップに貢献したということで、襟裳岬がある北海道のえりも町から感謝状が贈られたそうですが、当時は「襟裳の春は~何もない春です~」という歌詞に何もない春はないというクレームもあったそうです。

それでいえば、私は「さむ~い~友~だ~ちが~ 訪ね~て~来た~よ~」の方が気になりますね。さむい友だちってどれだけつまらない奴なんだろう?って思っていました。

ビューティフル・ヨコハマ(1970年)

ビューティフル・ヨコハマ / 平山みき

作詞:橋本淳 / 作曲・編曲:筒美京平

私の中で、カッコいいハスキーボイスといえばこの平山みきさん。「真夏の出来事」の方が有名かもしれませんが、個人的にはこの「ビューティフル・ヨコハマ」が大好きです。

70年代初めのイカした横浜の雰囲気が歌と音楽で伝わってくる気がして、いつもカッコいいな~と思いながら聴いています。

作詞が橋本淳さん、作曲が筒美京平さんということで、いしだあゆみさんのブルーライト・ヨコハマの続編をイメージして作られたそうなのですが、やはり、平山さんの独特なハスキーボイスのせいか雰囲気が全然違いますよね。

歌詞に沢山男性の名前が出てくるのですが、どれも昭和っぽくてキラキラしていなくていいです。ちなみに、2番に出てくるハルオは橋本さんの、ゼンタは筒美さんのお子さんの名前なのだそうです。

そういった意図はないかもしれませんが、こういう遊び心からも大人の街ヨコハマが感じられて素敵です。

ボヘミアン(1982年)

ボヘミアン / 葛城ユキ

作詞:飛鳥涼 / 作曲・編曲:井上大輔

森進一さんをキングオブハスキーボイスとするならば、クイーンはこの方。葛城ユキさんです。

ボヘミアンはハスキーの代名詞みたいになっていますが、ハスキーが凄すぎて、歌の出だしで笑いが起きてしまうという現象に葛城さんの本物具合が伺えますね。個人的にはボヘミア~ンの前の小節から繋げている「ウ〝ォ~」に凄みを感じます。

作詞はチャゲ&飛鳥の飛鳥涼さん、作曲はジャッキー吉川とブルーコメッツの井上大輔さんという大物二人による提供曲ですが、実はオリジナルは大友裕子さんの曲です。それを葛城さんがカバーしたことで一気に大ヒットしました。

ちなみに「ボヘミアン」とはボヘミアに住む人という意味もありますが、ジプシーとか「社会の規範にとらわれず、自由で放浪的な生活をする人」という意味があるそうです。

また、葛城さんは映画フットルースの挿入歌でボニー・タイラーの日本語カバー曲として「ヒーロー HOLDING OUT FOR A HERO」も歌っていましたね。麻倉未稀さん版のドラマ「スクール・ウォーズ」のテーマ曲でもおなじみの曲ですが、この曲でもかなりのハスキーが堪能できます。

夢おんな(1988年)

夢おんな / 桂銀淑

作詞:FUMIKO / 作曲:浜圭介 / 編曲:桜庭伸幸

未だに、痰が絡みながら話をしている人がいると「桂銀淑みたいだね」とか「ウンスク入ってるね」と言ってしまう位、私の日常のハスキーに溶け込んでいる桂銀淑さん。

これはその桂銀淑さんの4枚目のシングルで、日本での自身最大のヒットとなった曲です。

元々韓国でモデルや歌手をされていましたが、1984年に作曲家の浜圭介さんに見いだされて来日したそうです。

やはり外国の方というのもあって、若干日本語の発音からずれている感じがありますが、片言好きとしては中々いい味ハスキーでいいです。欧陽菲菲さんぽくもありますね。

ちなみに歌詞で出てくる「夢芝居」というのは、1982年発売の梅沢富美男さんのあの曲から来ているんでしょうか。作詞のFUMIKOこと岡田冨美子さんについて調べてみた所、「スシ食いねェ!」の作詞を手掛けていたことがわかり、あまりのギャップに驚いてそれ以上調べることを止めました。

最後に

今回は「ハスキーボイスを堪能しよう」ということで、昭和のハスキーボイスを持つシンガーの曲を集めてみました。

これだけ集めて聴くとなんか自分の喉の辺りがムズムズしてくるのは気のせいでしょうか。

というわけで、今回はここまで。次回もお楽しみに!

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