【グッとくる昭和サウンド第28回】ビートルズカバー特集

放送した楽曲

今回の選曲はこちら
  1. デイ・トリッパー / ザ・ハプニングス・フォー
  2. ゲット・バック / ザ・カーナビーツ
  3. I Saw Her Standing There / BURNS
  4. Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band / 大場久美子
  5. Back in the U.S.S.R. / パワーハウス
  6. アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン / 水谷公生とベター

ビートルズをカバーした曲を集めてみた

デイ・トリッパー / ザ・ハプニングス・フォー

Day Tripper(1965年)

作詞・作曲:John Lennon / Paul McCartney

まずは、ビートルズの11枚目のシングル「デイ・トリッパー」。この曲をカバーしているのは、1967年にシングル「あなたが欲しい」でデビューしたグループサウンズ「ザ・ハプニングス・フォー」。

グループサウンズでは珍しい、ギターレスのグループとして活躍しました。この楽曲リリース時のメンバーはこちら。

  • クニ河内:キーボード、ピアノ、ボーカル
  • ペペ吉弘:ベース、ボーカル
  • チト河内:ドラム、ボーカル
  • トメ北川:ボーカル、パーカッション

このデイ・トリッパーのカバーはファーストアルバム「マジカル・ハプニングス・トゥアー」に収録されていて、他にもサイケなアレンジの「マジカル・ミステリー・ツアー」などビートルズのカバー曲が収録されています。

アルバムの出来にそうとう自信があったのか、クニ河内さんはビートルズにこのアルバムを送り付けたそうです。

ザ・ハプニングス・フォーバージョンのデイ・トリッパーはギターレスということもあって、本家と比べてベースが前に出ているのがカッコいいです。また、バックのピアノがラウンジっぽくてオシャレです。

ゲット・バック / ザ・カーナビーツ

Get Back(1969年)

作詞・作曲:John Lennon / Paul McCartney

続いては、ビートルズの19枚目のシングル「ゲット・バック」。カバーしているのは「お前の~すべ~て~」でおなじみ、1967年ゾンビーズのカバー「好きさ好きさ好きさ」でデビューしたザ・カーナビーツ。

アレンジはとくに感じられず、割と原曲そのままで演奏している印象です。

この曲は1969年11月に発売された、他のアーティストも参加しているオムニバスアルバム「ヤング・ポップス・ベスト・ヒット14」に収録されています。

カーナビーツのボーカルは元々臼井啓吉さんでしたが、1969年4月に脱退しており、そのためこの曲はその後新たなボーカルとして加入したポール岡田さんが歌っています。

I Saw Her Standing There / BURNS

I Saw Her Standing There(1963年)

作詞・作曲:Paul McCartney / John Lennon

ビートルズのファーストアルバム「プリーズ・プリーズ・ミー」の一曲目をかざる、軽快なロックンロールナンバー「I Saw Her Standing There」。

カバーしているのは、「BURNS」というグループサウンズです。

グループサウンズでバーンズと名乗っているグループはいくつかあったそうで、こちらのグループはテンプターズを輩出した、中川三郎ディスコティークでレギュラーバンドとして活躍していたバーンズです。

この曲での演奏は、とにかくサイケギターを全面にフィーチャーしたアレンジがとてもカッコイイ!平均年齢が18歳とは思えない、素晴らしい演奏です。

Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band / 大場久美子

Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band(1967年)

作詞・作曲:John Lennon / Paul McCartney

ビートルズの8作目のアルバム「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」の1曲目、同名の曲を大胆なボーカルでカバーしているのはアイドルの大場久美子さん。

当時イントロのフュージョンっぽいカッコいい演奏からの歌い出しで、ヒザから崩れ落ちた人が何人いたのでしょう。演奏力が高いだけに、歌唱とのギャップが凄いんです。

男性コーラスの「クミコズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」というのもどうかと思いますが、ビートルズが原曲であることを忘れてしまう位のアレンジです。

途中で、ビートルズの「ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ」が入るという粋なメドレーっぽい仕立てになっていますが、やはりクミコズボイスが気になってしまいます。

このカバーの大胆さは後世に残したいと強く思ったことから紹介させて頂きました。

ちなみに、この曲は1979年に発売された両面大場久美子さんが印刷されたピクチャーレコード「Kumikoアンソロジー」というアルバムに収録されています。

大場さんはルックスがめちゃくちゃ可愛いので、このピクチャーレコードを見ながらこの曲を聴くことで中和される気がするのでおすすめです。

Back in the U.S.S.R. / パワーハウス

Back in the U.S.S.R.(1968年)

作詞・作曲:John Lennon / Paul McCartney

続いてはホワイトアルバムでおなじみ、1968年に発売されたビートルズの10作目のアルバム「ザ・ビートルズ」のオープニング曲となる「Back in the U.S.S.R.」。

これもカッコいいロックンロールナンバーですが、これを大胆に重ためのブルースに仕上げたのがブルースの新星「パワーハウス」。メンバーはこちら。

  • 竹村栄司:ボーカル
  • 陳信輝(チェン シンキ):リードギター
  • 柳譲二:ベース・ボーカル・ハーモニカ
  • 野木信一:ドラムス

本格的なブルース・ロックを目指していたというだけあって、軽快なロックンロールが、見事なブルースナンバーになっています。ここまでアレンジされていると別の曲のように感じますが、これはこれでカッコいいですね。

この曲は、1969年に発売されたアルバム「ブルースの新星/パワーハウス登場」に収録されています。ビートルズの他にも、ジミ・ヘンドリックスやエリック・クラプトン関係の曲を取り上げています。

アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン / 水谷公生とベター

I Wanna Be Your Man(1963年)

作詞・作曲:John Lennon / Paul McCartney

ジョン・レノンとポール・マッカートニーがローリング・ストーンズに楽曲提供して、ビートルズでもアルバム「ウィズ・ザ・ビートルズ」でセルフカバーした「アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン」。

この曲をこれまた大胆にハードロック調にアレンジしたのが、水谷公生とベター。

実はこのバンド、水谷さん以外のメンバーが調べてもわからないという謎のバンドです。(どなたかわかるかたがいらっしゃれば教えて下さい。)

水谷さんといえば、グループサウンズ「アウト・キャスト」で水谷淳としてリードギターとして活躍されていました。その後、同じくアウト・キャストのボーカル轟健二さんと共にアダムスを結成しますが、わずか1年ほどで解散してしまいます。

その後、1971年にソロアルバム「A PATH THROUGH HAZE」を発表し、ニューロック系のセッションに参加されていたそうです。恐らく、このカバーはその時期に録音されたのではないかと思います。

グループサウンズからニューロックへと移行して、音色やアレンジもハードになっている時期のカバーということもあって、これも原曲を置いていくカッコいい演奏です。

最後に

今回は、ビートルズの解散から50年ということで、ビートルズのカバー特集をお送りしました。色んなアレンジのカバーがあって、楽しめたのではないでしょうか。それにしても、クミコズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド余韻が…。

それでは、次回もお楽しみに!

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