【グッとくる昭和サウンド第78回】みんなのうた特集

放送した楽曲

オナカの大きな王子さま

オナカの大きな王子さま / 岸部シロー(1983年)

作詞・作曲:小椋佳 / 編曲:所太郎

まずは、オナカの大きな王子さま。もともと1975年12月からNHKの「みんなのうた」で放送されていた曲ですが、こちらは1983年に岸部シローさんのボーカルでリメイクしたバージョンです。

岸部シローさんといえば、ある人はザ・タイガースのシロー、ある人は西遊記の沙悟浄、ある人はルックルックこんにちはの司会者、ある人は自己破産した人、ある人は元金持ち・・・などなど、聞く人の年代などによってそれぞれ持っている印象が違う位、様々な活躍をされていましたね。

そんな岸部シローさん。大人に対しては、嫌みや皮肉を度々言っていたイメージですが、みんなのうたで子供向けの歌も何曲か歌っていたんですね。

なんとも優しくて、暖かい声。かなりイケボです!

おふろのうた

おふろのうた / 五百木祐野(1985年)

作詞:秋元康 / 作曲:市川都

続いては、子供のおふろ嫌いを子供の目線で主張しまくる「おふろのうた」。

歌っているのは、五百木祐野(いおきゆうや)さんという、東京放送児童合唱団に所属していた当時小学2年生の少年だそうです。珍しい苗字と、名前の漢字の当て方ですよね。ぱっと見読めませんが、キラキラネームでもない絶妙な難しさです。

とにかく何かしら理由を付けて、徹底的におふろに入らない宣言をするこの曲は、子育てに無関係な人は面白おかしく聴けますが、リアルにお風呂嫌いのお子さんがいる人はたまらないでしょうね。

この曲の放送後、やはり子供を持つ親や、お風呂屋さんからもクレームが来たそうです。

しかしながら、この子供の主張もわからなくない所がありますよね。私も子供の時熱いお湯に長く入るのがいやで、謎の定番100カウントがツラくてしかたありませんでした。

作詞をしたのは、アイドルグループAKB48の総合プロデューサーとしても知られる秋元康さん。意外と言ったら失礼かもしれませんが、こんな可愛らしい歌も書かれていたんですね。

はじめての僕デス

はじめての僕デス / 宮本浩次(1976年)

作詞:関沢新一 / 作曲:中村勝彦

続いては、現在は人気ロックバンド「エレファントカシマシ」のボーカルとしても活躍されている、宮本浩次さんが10歳の時に歌ったデビューシングル「はじめての僕デス」。

当時、NHK東京児童合唱団で声楽指導を受けていて、ソロを任されるほど歌が上手かったとか。

ただ、この曲は歌のうまさというよりも、宮本さんの子供らしいおちゃらけたような歌い方がかなりいいです。

ラジャ・マハラジャ

ラジャ・マハラジャ / 戸川純・NHK東京放送児童合唱団(1985年)

作詞:福田三月子 / 作曲:吉川洋一郎

続いては、私が生まれて初めて戸川純さんの作品に触れた、戸川さんとの勝手なファーストコンタクトともいえる曲「ラジャ・マハラジャ」です。

インドの音色とテクノが融合した演奏をバックに、感情がないような歌い方から人が変わったような不穏な空気になったり、「まぁ まぁ」の演技的なアプローチから、マハラジャ~と独特のビブラートをかましたりと、今聴くと子供にも容赦がないなと思います。

40歳を超えたでも印象に残っているのは、子供ながらに戸川さんの只ならぬ凄さを感じたからではないかと思います。

しあわせのうた

しあわせのうた / 榊原郁恵(1984年)

作詞:木下龍太郎 / 作曲:高井達雄

最後は、榊原郁恵さんの35枚目のシングル。全方位でしあわせをうたにした「しあわせのうた」。

曲調だけだとなんとなく物悲しい感じがするのですが、ここで出てくる幸せの一つの太陽のような郁恵さんの歌声が明るくさせている気がします。森田童子さんとかが歌うとまた雰囲気が変わりますよね。本当にしあわせなのか問いただしたくなりそうです。

みんなのうたの放送では、東西南北と各方位の幸せを歌った4番まででしたが、CDで発売されたバージョンでは、生きていることの幸せを歌った5番が入っています。

最後に

今回は「こどもの日」にちなんで、昭和のみんなのうたから厳選してご紹介しました。

みんなのうたはついつい子供向けの歌だと思ってしまいますが、大人になった今聴いても馬鹿にできない素晴らしい曲が沢山ありますね。

それでは、次回もお楽しみに。

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