【グッとくる昭和サウンド第70回】女王特集

今回の選曲はこちら
  1. サバの女王 / ピーター
  2. 裸足の女王 / 夏木マリ
  3. 女王陛下のチェスゲーム / SPY
  4. 女王蜂のフーガ / 和田アキ子
  5. 女王蜂 / 金井克子

放送した楽曲

サバの女王

サバの女王 / ピーター(1972年)

訳詞:なかにし礼 / 作曲:M.Laurent

まずは、何となく青魚を想像してしまう女王。原曲は、フランスで発売されたミシェル・ローランのシャンソン曲。

なかにし礼さんが訳詞をした、日本語版もあるのですが、ミシェル・ローランが歌う日本語は片言好きにはいい塩梅のなまり具合です。

さて、この「サバの女王」をカバーしているのは、私の中の「ベストオブいい声」のピーターさん。カバーを集めたサードアルバム「さまよう愛の世界」に収録されています。

買ったばかりで嬉しさのあまり連発しているかのようなヴィブラスラップ(水戸黄門の主題歌でおなじみの「カーッ」となる楽器)で入るイントロから、ピーターさんの第一声「あ~」でいい声過ぎて一旦瞳を閉じたくなります。

ほんと、めちゃくちゃいい声で、生まれ変わったらあの声になりたいと思う今日この頃です。

ちなみにタイトルのサバについて、旧約聖書に出てくる王国の名称で日本では英語の「シーバ」に合わせて「シバ」と訳すのが一般的なのだそうですが、この曲の日本でのオリジナル・バージョンが発売されるにあたって、ミシェル・ローランのフランス語の発音に合わせて「サバの女王」となったのだとか。

裸足の女王

裸足の女王 / 夏木マリ(1973年)

作詞:阿久悠 / 作曲:川口真

続いては、歌だけではなく佇まいから女王感のある夏木マリさんの曲から。

前作「絹の靴下」に引き続き、阿久悠・川口真コンビの作品。続編かと思わせるような「獣=女豹」「火をつけて=燃えて」「抱いて=抱いて」「裸=裸足」と2曲間で似たフレーズが多く出てきます。

絹の靴下をここで脱いで裸足の女王になったのでしょうか。

また、ややこしいのがレコードジャケットで、裸というワードが出てくる絹の靴下の方が服を着ていて、裸足の女王の方が裸という点です。

この「裸足の女王」も歌詞の内容的に裸の女王の方がしっくりきそうですが、何故か裸足。「相手にも裸足で来て欲しい」という裸足へのこだわりが裸足の女王たる所以なのでしょうか。

二番煎じなのかという気もしないでもないですが、続けて聴くとストーリーがつながる感じでおすすめです。

女王陛下のチェスゲーム

女王陛下のチェスゲーム / SPY(1980年)

作詞・作曲:佐藤奈々子

続いては、1980年に佐藤奈々子(Vo)、岩倉健司(g)、戸田吉則(b)、永田裕(ds)の4人で結成されたニュー・ウェーヴバンド「SPY(スパイ)」の曲から、女王陛下のチェスゲーム。

ボーカルの佐藤奈々子さんは、1977年大学の時に知り合ったという佐野元春さんとの共作「Funny Walkin’」というアルバムでデビュー。このアルバムは、ウィスパーボイスで魅了するの佐藤さんと佐野さんの幅広い音楽性が融合した、シティポップの名盤として知られています。

そんな佐藤さんが結成したのがなんと、ニュー・ウェーヴバンド。かなりぶっ飛んでいて最高です。アルバムが一枚しか制作されていないのが残念ですが、加藤和彦プロデュースによる、アメリカ録音ということでかなり気合の入ったアルバムです。

特にこの「女王陛下のチェスゲーム」は個人的に大好きで、これまで聴いたことがない、何と形容したらいいかわからない曲で、歌詞も歌い方もフランス語か何かと思いきやほぼ日本語!

歌詞が何回聴いても聞き取れないので、逆に何度も楽しめるのでお勧めです。

女王蜂のフーガ

女王蜂のフーガ / 和田アキ子(1970年)

作詞:中島貞夫・掛札昌裕 / 作曲:八木正生

続いては、1970年に公開された大原麗子さんの初主演映画で、東映の女番長(スケバン)映画の第一作でもある「三匹の牝蜂」の主題歌。和田アキ子さんが歌う「女王蜂のフーガ」です。

コーカコーラは茶色だよ~

インパクトしかない歌いだしから最高!「ドアホ!」と突然入るセリフもシビレます。スカンピン(素寒貧)やオケラ、ハクい(良いとか素晴らしいという意味の若者言葉)など、それこそハクい昭和のワードが繰り出される最高にカッコいい曲です。

ちなみに、2002年に東京のミニシアター「ラピュタ阿佐ヶ谷」で可愛くて凄い女たちという特集が行われていて、その第2弾でこの映画も上映されていましたが、めちゃくちゃ可愛い大原麗子さんを見るために2回通った思い出があります。

2回通ったのに残念ながら現在内容は全く覚えていません…。

あらすじや出演者を改めて確認すると、主題歌を歌ってる和田アキ子さんや、推しメンのピーターさんも出ていたんですね。自分の記憶力の弱さにがっくりします。

機会があったら是非もう一度見たい映画です。

女王蜂

女王蜂 / 金井克子(1971年)

作詞:有馬三恵子 / 作曲:中村泰士

最後は、パッパッパヤッパー パールライスとCMにも使われた「他人の関係」でおなじみ金井克子さんの「女王蜂」です。

この曲は、他人の関係よりも1年半ほど前に発売された曲で、これまでのレ・ガールズ(西野バレエ団所属の金井克子、原田糸子、由美かおる、奈美悦子、江美早苗で構成されたダンスグループ)などでの活躍でみられた溌溂としたイメージを一変させた曲なのだとか。

確かに、「ミニ・ミニ・ガール」を歌っている時は「ワァ~オ」と元気ハツラツでしたもんね。

金井さんは1969年にCBSソニーに移籍しましたが、そこのディレクターだった酒井政利さんが、金井さんが常に男性を4人ぐらい引き連れて来社する姿がまるで女王蜂がオスを引き連れているように見えたことから、生まれたのがこの「女王蜂」なのだそうです。

参考:ニッポン放送 NEWS ONLINE/本日6月17日は“元祖フィンガーアクション”金井克子の誕生日

レコードのジャケットもまさしく男性を4人引き連れていますもんね。他人の関係に繋がるアダルト歌謡の名曲です。

最後に

今回は、女王特集ということで昭和の様々な女王ソングをお送りしました。

様々な女王がいましたが、お気に入りの女王はいましたでしょうか。また、新たな女王が見つけて第2弾をやりたいです!

それでは、次回もお楽しみに。

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