【グッとくる昭和サウンド第35回】ロックの日にちなんでロックが付く曲特集

放送した楽曲

今回の選曲はこちら
  1. 火の玉ロック / 雪村いづみ
  2. ジョンガラ・ロック / 大木英夫
  3. ダイナマイトロック / 梅宮辰夫
  4. 閃光ロック / 西山浩二
  5. 堕天使ロック / JACKS

ロックの日に合わせてロックが付く曲を集めてみた

火の玉ロック(1958年)

火の玉ロック / 雪村いづみ

作詞・作曲:Jack Hammer・Otis Blackwell / 訳詞:井田誠一

まずはロックンロールから。というわけで、1957年に発売されたジェリー・リー・ルイスの「Great Balls of Fire」のカバーで「火の玉ロック」。

歌っているのは、江利チエミさん、美空ひばりさんと共に三人娘と称され人気を博していた雪村いづみさん。

原曲はピアノを弾きまくりながら歌うジェリーがカッコいいですが、こちらは楽器の演奏的にはロックというよりもジャズ。雪村さんのパンチが効いた声が曲を引っ張っている感じがして素敵です。

1958年同年に雪村さんがカバーしたワンダ・ジャクソンの「フジヤマ・ママ」の方がロックっぽいですね。こちらもカッコいいです。

この曲が発売されたとき、雪村さんは21歳位だと思うのですが、なんでしょうこの貫禄。キャリア20年位のベテランといわれても納得しそうです。

また、訳詞も最高です。恋に目覚めた燃えるような熱い気持ちを火事に見立てて歌っているのですが、その中に出てくる「消火ポンプ」や「火消し」、「火の見やぐら」や「半鐘」などワードも昭和感満載でいいですね。

ジョンガラ・ロック(1977年)

ジョンガラ・ロック / 大木英夫

作詞・作曲:宮坂実 / 編曲:小山恭弘

続いては、ジョンガラとロックの融合?エレキの神様である寺内タケシさんが津軽じょんがら節をカッコよくカバーしていることからもわかる通り、ロックとジョンガラは相性がいいです。

ジョンガラを意識したギターに、パーカッションなどリズム隊のグルーヴ感溢れる演奏。イントロで期待感がMAXに達したところで、大木さんの東北なまりのド歌謡ボーカルが「はぁ~」と入ってくるのでちょっと戸惑います。

これはうまく混ざっているのか?やっぱりジョンガラとロックの間には「・」で区切られているのではないのか?初耳だった当初はそんな疑問が湧いてきた時もありましたが、今ではこのグルーヴの上に歌がないとしっくりこない所まで育ちました。

大木英夫さんのデビューは1965年の「酔どれギター」で、千昌夫さんと同期なのだとか。このジョンガラ・ロックの後、津山洋子さんとデュエットを組んで発売した「新宿そだち」が160万枚セールスの大ヒットとなりました。

そのため、大木英夫さんといえば「新宿そだち」と思われがちですが、このジョンガラ・ロック。途中で入る「はぁ~」からのラップ(?)パートは「俺ら東京さ行ぐだ(1984年)」より先ですし、ノリもよくカッコいい曲としてもっと取り上げられてもいいのではないかと個人的には思っています。

ダイナマイトロック(1970年)

ダイナマイトロック / 梅宮辰夫

作詞:志賀大介 / 作曲:島豊

昭和のロックといえば、数々のロックバンドやグループ、アイドルを差し置いて真っ先に浮かんだのが「辰兄(たつにい)」こと梅宮辰夫さんのダイナマイトロック。

歌の前にまず仁義を切る所が素晴らしい。

「手前、生国と発しまする所は東京です。性は梅宮、名は辰夫。縁持ちましたる渡世は番長です。」

渡世(生業、職業)が番長というのが最高ですが、じつはこの曲、東映映画「不良番長」シリーズの挿入歌なんですね。

単車とあの娘と革ジャンとロックテイスト満載の世界観に、辰兄の野太いボーカルがさらにロック度を加速させます。

ダイナマイト ダイナマイト ダイナマイト ロック~だぜ~

何回聴いてもシビれるし、何か事を起こす前には自身を奮い立たせる起爆剤として聴きたいナンバーです。

閃光ロック(1981年)

閃光ロック / 西山浩二

作詞:松本隆 / 作曲:井上大輔

続いては、1981年からフジテレビ系列で放送されていた「欽ドン!良い子悪い子普通の子」から誕生した「イモ欽トリオ」の楽曲から。

この曲はそんなイモ欽トリオのファーストアルバム「ポテトボーイズNo.1」に収録されている、ワルオ役の西山浩二さん歌唱の閃光と先公(先生)をかけた先生に恋する不良の歌です。

バシッと想いを伝えるのかと思いきや「いえ、あの、その」と何にも言えないヘタレぶり。もしくはティーチャーがあまりに素敵過ぎて臆しているのでしょうか。長めのスリットちらつかせて、モンローウォークはやばそうですもんね。

ちなみに先生と付き合っていたという話をたまに聞きますが、自分の学生生活を思い出してみてもそんなチャンスもきっかけも相手もいなかったように思います。

「こらぁ~ねこひげ~」的なバブリッシュなノリの先生がいて、わからないことを聴くと「ん~どーしたー」といって、髪をかき上げながら隣にきて、距離感がめちゃくちゃ近くてドキドキしたことがありましたが、別に付き合いたいとは思いませんでした。

あと、綺麗な顔立ちでツンとした気の強い感じの先生がいて、私がチャリンコで通学していたら、細い道でスポーツタイプの車でめちゃくちゃ煽られたことがあったのでこちらも恋愛対象外でした。

堕天使ロック(1969年)

堕天使ロック / JACKS

作詞・作曲:つげ春乱

最後は、前回「裏切りの歌特集」でも紹介したJACKSの堕天使ロック。

この曲は、JACKS解散後に発売されたセカンドアルバム「ジャックスの奇蹟」に収録されている曲で、最初の音出しの感じがスタジオ練習みたいな感じでライブ感があってカッコいいです。

ベースはロックンロールでよく使われるフレーズ、そこにフリージャズっぽいサックス、さらに熱量高い早川義夫さんのボーカルがのるという、何と表現したらよいのかわからないジャンルの枠を超えた音楽とでもいいましょうか。

これが、1969年に発売されていたのはちょっと早すぎて時代が追い付いていない感じがしますね。実際、当時一般的な人気はなかったそうです。

ボーカルの早川義夫さんは「解散理由は売れなかったからで、売れていたら解散しなかっただろう。」ということを後に語っていたそうですが、数年後色々なミュージシャンたちから再評価されたことを考えると、本当に解散がもったいなかった感じがします。

もっとJACKSとしての曲を聴きたかったですね~。

最後に

今回は6月9日ロックの日にちなんで、ロックが付く曲をご紹介しました。ロックと付くもののあまりロックテイストがない曲もありますが、バラエティーに富んでいてお楽しみ頂けたのではないでしょうか。

それでは、次回もお楽しみに。

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