【グッとくる昭和サウンド第21回】あしたのジョーの登場人物が歌っていた曲特集

放送した楽曲

今回の選曲はこちら
  1. あしたのジョー / 尾藤イサオ
  2. 風が泣いている / ザ・スパイダース
  3. 神様お願い! / ザ・テンプターズ
  4. 粋なうわさ / ヒデとロザンナ
  5. あなたならどうする / いしだあゆみ
  6. ピンポンパン体操 / 杉並児童合唱団&金森勢

あしたのジョーで登場人物達が歌っている曲を集めてみた

あしたのジョー(1970年)

あしたのジョー / 尾藤イサオ

作詞:寺山修司 / 作曲・編曲:八木正生

あしたのジョーは高森朝雄(梶原一騎)さん原作、ちばてつやさん作画によるボクシング漫画の金字塔ともいえる作品で、「週刊少年マガジン」で、1967年から1973年にかけて連載されていました。

連載当時から熱狂的なファンが多く、寺山修司さんや三島由紀夫さんなども大好きだったそうです。人気を表す有名なエピソードとして、イベント的な要素はありつつも作品内で力石徹が死んだときに、リアルで葬儀が行われたりしました。

この曲は、そんな「あしたのジョー」が1970年にアニメ化された時の主題歌です。歌うのは尾藤イサオさん。

ちなみに歌詞は寺山修司さんですが、ルルルル~ルルル~ルル~ルルル~の部分は実は歌詞があったそうなのですが、尾藤さんがリハーサルの途中に歌いながら歌詞を見落としてしまい、アドリブで「ルルル」を入れたところそれが気に入られて採用になったそうです。

風が泣いている(1967年)

風が泣いている / ザ・スパイダース

作詞・作曲:浜口庫之助 / 編曲:林一・大野克夫

1966年に発売されて120万枚を超えるヒットとなった「夕陽が泣いている」に続く泣いているシリーズ第二弾。作詞作曲は同じく浜口庫之助さんです。

ボーカルは堺正章さん。洋楽カバーもカッコいいですが、こういった歌謡テイストの曲がしっくりくる声ですよね。

さて、この曲ですがあしたのジョーの原作では、かなり序盤で出てきます。

ジョーがドヤ街にやってきてすぐ、丹下段平とケンカした後、リーダー格である太郎を筆頭に子供たちがジョーを襲うシーンで、子供たちに囲まれたジョーが余裕を見せるかのようにこの曲を歌っています。

神様お願い!(1968年)

神様お願い! / ザ・テンプターズ

作詞・作曲:松崎由治

ザ・テンプターズの2枚目のシングル「神様お願い!」は、リーダーでリードギターとボーカルも務める、松崎由治さんが作詞作曲し、43.1万枚のセールスを記録したヒット曲です。

ボーカルはショーケンこと萩原健一さん。

あしたのジョーの原作では、ジョーが鑑別所から特等少年院に移された後、豚の大群と共に脱走を試みたが力石徹によって阻止されます。

そこでジョーは力石を叩きのめす為に、少年院から段平に「あしたのために(ジョーいわくボクシング通信教育)」を送ってよこすように手紙を出します。

手紙を受けとった段平はなんとかして、直接ジョーに会えないものか試行錯誤していましたが、それを見守っていた子供たちがこの歌を歌っていました。

「神様~おねが~いだよ~」と歌っていますが、実際は「神様~おねが~い~だ~」です。

粋なうわさ(1969年)

粋なうわさ / ヒデとロザンナ

作詞:橋本淳 / 作曲・編曲:筒美京平

1968年に出門英さんと、イタリア出身のロザンナ・ザンボンさんで結成されたデュオ「ヒデとロザンナ」。のち1975年に結婚して夫婦デュオになります。

そんなヒデとロザンナの2枚目のシングルがこの曲。作詞・作曲は、アウト・キャストやヴィレッジ・シンガーズ、オックス、ザ・ジャガーズなどグループサウンズの楽曲を多く手掛けた橋本淳さんと筒美京平さんのコンビ。

あしたのジョーの原作では、ようやくプロテストに合格したジョーに紀子がお祝いとして手作りのトランクスをプレゼント。みんなで記念写真を取ろうとしたところジョーの姿がありません。ジムの方を見ると、とんぼ返りしてはしゃぐジョーの姿が。

紀子にトランクスをもらったのがそんなに嬉しいのかとみんなに冷やかされた時に、キノコがこの歌を歌っていました。

しかし、ジョーはそれを否定しながら「いままで世の中を渡ってきて、何をやっても不合格の烙印をおされつづけてきたが、拳闘だけが自分を合格させてくれたのが嬉しい」と語っていました。

あなたならどうする(1970年)

あなたならどうする / いしだあゆみ

作詞:なかにし礼 / 作曲・編曲:筒美京平

累計売上150万枚を超える代表曲「ブルーライト・ヨコハマ」に次ぐ、いしだあゆみさんのヒット曲。

愛する人に捨てられた人が「ああどうしよう」ではなくて、「あなたならどうする」と突然リスナーに問いかけてくるという斬新な歌詞が特徴的ですよね。

しかも、泣くか歩くか死んじゃうかの三択。まあ大体泣くか歩くかだと思うので、実質二択。さあ、あなたならどっち!

さて、あしたのジョーの原作ではどこで歌われていたのか。

激闘の末、力石徹を死なせてしまったジョーはしばらくボクシングから離れて、放浪やケンカといった荒れた生活をおくっていました。

そんな中、たまたま街でやくざの用心棒になっていたウルフ金串を見かけます。敵対するやくざが連れてきたゴロマキ権藤にボコボコにされたウルフを助けるジョー。ウルフの悪口をいう権藤に頭にきたジョーは権藤を殴り付けます。

そして警察沙汰になったジョーを迎えに来た丹下段平やマンモス西、林紀子、そしてドヤ街の子供たち。

マンモス西や紀子が働く「林家商品店」が新しく入れたトラックにみんな乗り込み、ジョーや子供たちが乗るトラックの荷台からこの歌が聞こえてきました。

「あんなったな~らどーする~泣くのわめくの死んじゃうの~っ」と歌っていますが、実際の歌詞は「泣くの歩くの死んじゃうの」です。

ピンポンパン体操(1971年)

ピンポンパン体操 / 杉並児童合唱団&金森勢

作詞:阿久悠 / 作曲:小林亜星

この曲は、1966年10月3日~1982年3月31日までフジテレビで放送された「ママとあそぼう!ピンポンパン」という子供向け番組で生まれた曲です。

子供が喜びそうなキャッチーなフレーズと、ユニークな体操の動きもあってか大人気となり、累計で260万枚を売り上げる大ヒットを記録して、1972年の第14回日本レコード大賞童謡賞を受賞したモンスター童謡です。

子供だけではなく、大人の間でも流行ったようで「幼児も歌えばキャバレーのお姉さんも踊る」といわれていたそうです。

あしたのジョーの原作では、金竜飛を倒して東洋バンタム級チャンピオンになったジョー。自身の初防衛戦と、世界チャンピオンのホセ・メンドーサの視察を兼ねてハワイへ向かいます。その飛行機の中で、お酒を飲んで機嫌が良くなった丹下段平が大声でこの歌を歌いだしました。

「ピーンポーンパポーンピンパンポン がんばらなくっちゃ~がんばら~」と歌詞も節もめちゃくちゃな感じで歌っていますが、おそらくこの曲で間違いないと思います。

最後に

今回は、あしたのジョーの原作内で登場人物が歌っていた曲を集めてみました。

当時リアルタイムで流行っていた曲が作品に取り入れてあるので、これらの曲を聴いてから読むと当時の雰囲気を味わえること間違いなしです!

あしたのジョーを読んだことある方も、これから読んでみようと思った方も是非当時の楽曲も合わせてチェックして読むことをおすすめします。

それでは、次回もお楽しみに!

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