【グッとくる昭和サウンド第20回】猫が出てくる曲特集

今回の選曲はこちら
  1. 黒猫のタンゴ / 皆川おさむ
  2. 白い猫おいで / 梓真由美
  3. ローラー・スケートをはいた猫 / 松田聖子
  4. なめんなよ / 又吉&なめんなよ
  5. なめ猫の歌 / なめ猫
  6. ゴロちゃん / すぺぺ

昭和の猫に関する曲を集めてみました

黒猫のタンゴ(1969年)
黒猫のタンゴ / 皆川おさむ

作詞:見尾田みずほ / 作曲:PAGANO FRANCESCO

猫が出てくる昭和の歌といえば、真っ先に浮かぶのがこの曲ではないでしょうか。原曲はイタリアの曲でタイトルは「Volevo un gatto nero(黒いネコがほしかった)」。歌詞は日本語にする際、全く別の歌詞になったようです。

おなじみの日本語版を歌っていたのは皆川おさむさんで、当時6歳。とても可愛らしい歌声ですよね。日本でももちろん大ヒットしましたが、皆川版黒猫のタンゴは英語やイタリア語、ドイツ語などで吹き込まれ海外でも発売されて、全世界でのレコード売り上げは400万枚以上にも及ぶそうです。

舌っ足らずな歌い方や、たどたどしい発音など子供の歌声という癒しは全世界共通なんですね。

ただ、歌詞が猫を女性に例えているようで妙に大人びた感じですが、発売時のコピーが「大人のための子供の歌」ということらしいので、あえてギャップを狙って作られたのでしょうか。

白い猫おいで(1977年)
白い猫おいで / 梓真由美

作詞:喜多条忠 / 作曲:岸本健介 / 編曲:馬飼野康二

1977年日本テレビの「スター誕生!」に出場し、この曲でデビューした梓真由美さん。

この曲が唯一のシングルということもあって、梓さんに関しての情報はあまりないのですが、とにかくこの曲のサビの「仕事もできるけどねぇ~女もできるのさぁ~」というフレーズが大好きで選曲してみました。

フラれたり、なんか悲しいことがあった時に猫を見かけたらつい話しかけたくなる気持ちがわかり過ぎる程にわかる歌です。

「あんたも独りぼっちなのかい?」「あたいと一緒だね。」

曲中には出てきませんが、ついこんなセリフが梓さんのやさぐれた口調で脳内再生できます。

ローラー・スケートをはいた猫(1986年)
ローラー・スケートをはいた猫 / 松田聖子

作詞:松本隆 / 作曲:亀井登志夫

松田聖子さんが妊娠、出産の為に活動休止中に発売されたオリジナルアルバム「SUPREME」(スープリーム)に収録されている曲です。

歌詞がちょっと難解に感じるのですが、まず「ローラー・スケートをはいた猫」といいながら冒頭にスケート・ボードが出てくるのでややこしい。

そして、ローラー・スケートをはいた猫を差すのが男性側なのか女性側なのか。

「ローラー・スケートをはいた猫みたいね」のあとに全部女性側の思いや行動が来ていることから女性を差しているともいえるし、途中の「勝手で気ままで自由」「優しいとこって爪ほどもないの」の部分は猫っぽいので男性を差しているともいえそう。

ローラー・スケートをはいた迷子の子猫はフラフラして掴みどころがない男性を比喩しているような気もするし、でも男性はスケート・ボードに乗っているし。

どなたかわかる人いたら教えて下さい(切実)。

なめんなよ(1981年)
なめんなよ / 又吉&なめんなよ

作詞・作曲:又吉

1980年代初頭に大流行した「なめ猫」。暴走族風の格好をした猫がとても可愛らしかったですよね。ちなみに「なめ猫」の正式名称は「全日本暴猫連合 なめんなよ」なんだそうです。

これはそんな「なめ猫」の主役、又吉(またきち)とその仲間たちといった体で発売されたシングルレコードです。

実際にボーカルをとっているのは、元トランザムの西濱哲男さん。曲調や歌詞は暴走族モチーフということもあってヤンキーテイスト溢れるロックになっていますね。

子供の頃、ギリギリリアルタイムでこのブームの渦中にいたのですが、もちろん免許証風ブロマイドは持っていました!「死ぬまで有効」や「なめられたら無効」などの記載が面白かったですよね。ただ、当時この曲に関しては全く知りませんでした…。

なめ猫の歌(1981年)
なめ猫の歌 / なめ猫

作詞:ドラ・サワダ / 作曲:タマ・クリハラ / 編曲:ミケ・シンタニ

なめ猫ブームの際、便乗盤や企画盤がいくつか発売されたそうなのですが、この曲もその中の1つ。

本家「なめんなよ」がヤンキーロック調だったのに対し、こちらはまさかのディスコミュージックで対抗!エレクトリックサウンドの中で時折差し込まれる猫の声や「なめんなよ」の叫びがシュールです。

作詞とありますが、人間が聴く分には全く歌詞はわかりません。レコードの説明文には「世界で初めてネコ語の解読に成功されたマタタビ大学 スギモト・ケンジ猫語学博士による訳詞」が載っているのですが、明らかに歌っている言葉と文字数があっていません。猫が聴いたらわかるのかもしれませんね。

このように便乗盤ということで、ネタがふんだんに盛り込まれていてこれはこれで楽しめる作品だと思います。

ゴロちゃん(1990年)
ゴロちゃん / すぺぺ

作詞:村上明彦 / 作曲:辻畑鉄也 / 編曲:森英治

ここで、お詫びをしなければいけません。昭和の音楽にこだわっていたにもかかわらず、第20回にして早くも平成作品をご紹介することと相成りました。

ひらけ!ポンキッキで流れていたので、私が紹介するまでもなくご存知の方も多いと思いますが、この曲が大好きなんです!猫が大好きなあまり、今回は昭和の枠を飛び越えてしまうことをご容赦願いたいと思います。

シッポが短かったり、掃除機が嫌いだったり、イワシが大好きだったり、燃えないゴミの日を知っていたり、西荻生まれだったり。

本来ならば明るく聴ける曲なんでしょうが、もう30年前の曲という事もあって今はもうゴロちゃんはいないんだろうなと思うと、すべてのエピソードにキュンとして思わず涙腺がゆるんでしまいます。

すぺぺさんの水森亜土さんのような子供っぽい歌い方や、軽快な音楽もいいですよね。猫好きな方はより歌詞が入ってきてしみじみできると思いますので、未聴の方は是非聴いてみて下さい。

最後に

今回はもうすぐ2月22日猫の日!ということで、猫が出てくる曲特集をお送りしました。猫好きで昭和好きということもあってテンションが上がった回でありました。猫って本当に素晴らしいですね…。

それでは、次回もお楽しみに!

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