【グッとくる昭和サウンド第18回】女性アイドルのキャラ変わりを楽しもう

放送した楽曲

今回の選曲はこちら
  1. こまっちゃうナ / 山本リンダ
  2. 狂わせたいの / 山本リンダ
  3. セカンド・ラブ / 中森明菜
  4. 十戒(1984) / 中森明菜
  5. グッド・バイ・マイ・ラブ / アン・ルイス
  6. 六本木心中 / アン・ルイス

キャラが変わった女性アイドルの曲を集めてみた

こまっちゃうナ(1966年)

こまっちゃうナ / 山本リンダ

作詞・作曲・編曲:遠藤実

山本リンダのデビュー曲で、舌っ足らずの歌い方がなんとも可愛らしいです。累計売上が70万枚を突破するヒット曲で、1967年の紅白歌合戦にも出場しました。

タイトルの由来ですが、作詞・作曲・編曲を担当した遠藤実さんから「君はボーイフレンドはいるの?」と聞かれた時にリンダさんが「こまっちゃうな」と答えたことがヒントになったそうです。

ちなみに、タイトルのこまっちゃうナの最後の「ナ」は本当は小さいカタカナの「ナ」らしいのですが、変換できないのでこまっちゃいましタ。

さて、デイト(デートではない)に誘われたけど、どうしたらいいかママに聞いていたこの子がどのように変貌したのでしょうか。

狂わせたいの(1972年)

狂わせたいの / 山本リンダ

作詞:阿久悠 / 作曲・編曲:都倉俊一

前作の「どうにもとまらない」で本当にどうにもとまらなくなった勢いの山本リンダさん21枚目のシングル。楽曲は前作に引き続き、阿久悠・都倉俊一というヒット曲製造コンビによるもの。

セクシーでド派手な衣装とメイクで激しく歌い、踊る「アクション歌謡」の先駆けと言われていたリンダさん。このスタイルは後のピンクレディーに引き継がれていきます。

この曲のレコードジャケットも背中がパックリ開いた赤いパンタロンのつなぎ(?)で、広い裾にはこれまたパックリスリットが入った衣装。4人に分身したリンダさんが悶えるように踊っているような写真で、狂わせたい人が一番狂っている感じがします。

冒頭の「ボヤボヤしてたら私は誰かのいい子になっちゃうよ~」という歌い出しが最高ですね。とてもデイトに誘われてこまっていた人とは思えない豹変ぶりです。

セカンド・ラブ(1982年)

セカンド・ラブ / 中森明菜

作詞:来生えつこ / 作曲:来生たかお

中森明菜さんの3枚目のシングル。ファーストシングルの「スローモーション」に続いて、来生えつこ・たかお(こう書くと漫才コンビみたいですが。)姉弟が作詞・作曲した大好きな曲です。

実は2枚目のシングル「少女A」ですでにキャラ変しているのですが、そこは一旦忘れて頂いてこの曲の世界観からどう変わったかご紹介したいと思います。

2度目の恋なのに、セーターの袖口をつまんでうつむくだけで、帰りたくない、そばにいたいが言えず、とまどうばかりの明菜さん。ここからどう変わるのでしょうか。

十戒(1984)(1984年)

十戒(1984) / 中森明菜

作詞:売野雅勇 / 作曲:高中正義 / 編曲:高中正義・萩田光雄

中森明菜さんの9枚目のシングルで、作詞は「少女A」と同じ売野雅勇(うりのまさお)さん。 高中正義さんによるロックテイストの曲調もカッコいい最高の曲です。

とにかくこの曲、冒頭の「愚図ね」でノックアウトされます。セカンド・ラブではとまどうばかりで何も言えなかったあのお嬢さんが言い放つ「愚図ね」。

キャラ変というか、色々あってたくましく育った感じがしていいですよね。とはいえ、この時はまだ19歳。貫禄たっぷりの声で「坊や イライラするわ~」と言われると年齢関係なくお腹見せてひっくり返りそうになります(犬の服従ポーズ)。

もう大人なので怒られたくはないのですが、ダメな自分に気づいた時はこの曲を聴いて明菜さまに発破をかけてもらっています。

グッド・バイ・マイ・ラブ(1974年)

グッド・バイ・マイ・ラブ / アン・ルイス

作詞:なかにし礼 / 作曲:平尾昌晃 / 編曲:竜崎孝路

アン・ルイスさんの6枚目のシングルで、初期の頃の曲としては有名な曲ではないでしょうか。この頃はアイドル路線で売り出していたそうで、アクションはほぼ無く、ハンドマイクで体を揺らす程度。歌も丁寧に歌っている印象です。

レコードのジャケット写真も、石垣バックで白いドレスを着たアンさんが、顔をこちらに向けて直立気味のキャイ~ンポーズをしているのですが、これが超可愛いです!

歌の内容は、お別れはするけれど、真実の恋ならまたいつか逢えるという、後の「セーラー服と機関銃」(さよならは別れ~の~言葉じゃなく~て~再び逢うた~め~の遠いやくそ~く~)的な美しい別れの歌を優しい声で歌っています。

そんな清純イメージのアンさんがどのようにキャラ変したのでしょう。

六本木心中(1984年)

六本木心中 / アン・ルイス

作詞:湯川れい子 / 作曲:NOBODY / 編曲:伊藤銀次

アン・ルイスさんの代表曲ともいえる、23枚目のシングル。六本木心中なのに曲中に六本木が出てこないという、これまた「セーラー服と機関銃」的なタイトルです。

まず、ルックスが全然違います。正面から見ると「連獅子」のようなボンバヘッドの髪型に、悪魔的な濃いメイク。ヒョウ柄のロングコートを纏ったグッド・バイ・マイ・アイドルといったスタイル。

歌い方も腕を上げたり、歩き回ったりしゃがんでみたりで落ち着きがありません。完全にロックシンガーです。これがまたビジュアルがガッチリハマってカッコいいんですよね。

歌詞はラッツ&スターの「ランナウェイ」や松本伊代さんの「センチメンタルジャーニー」などを手掛けた湯川れい子さん。

実はこの曲と27枚目のシングル「あゝ無常」に出てくる男性のモデルは、アン・ルイスさんの事務所の後輩である吉川晃司さんだったそうです。

吉川さん。長いまつげが卑猥なんですかね。

ちなみに、夜のヒットスタジオでこの「六本木心中」を歌っている時にアンさんが、吉川さんを呼び寄せて一緒に歌うという伝説の回があったのですが、その動画を見るとステージ上で完全に関係をもっています(もっていません)。

打ち合わせがあったのかはわかりませんが、それにしても急に途中参加して最高のパフォーマンスを魅せられる吉川さんも凄いです。

最後に

今回は、女性アイドルのキャラ変を楽しもうということでお送りしました。もちろん知っていたよという方も、初めて聞いて驚いたという方も楽しんで頂けたでしょうか。

それではまた、次回もお楽しみに!

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