子供の日に聴きたいおすすめの曲
- 秘密戦隊ゴレンジャー / ささきいさお・こおろぎ’73
- やせろ!チャールス豚三世 / 大野方栄
- コンピューターおばあちゃん / コズミック・インベンション
- 科学戦隊ダイナマン / Mojo・こおろぎ’73
- ドリフのピンポンパン / ザ・ドリフターズ
- 老人と子供のポルカ / 左卜全とひまわりキティーズ
秘密戦隊ゴレンジャー(1975年)
作詞:八手三郎 / 作曲・編曲:渡辺宙明
子供の時というか、今でも聴くとテンションがあがるのが特撮モノの主題歌ですよね。ゴレンジャーは生まれる前の放送なので、リアルタイムで見ていたわけではないのですが、子供の頃に買ってもらったヒーロー大特集みたいなカセットテープに入っていて曲だけは知っていました。
特に好きなのはオープニング(進め!ゴレンジャー)ではなくて、このエンディングテーマの方。タイトルだけみるとこちらの方がオープニングの曲っぽいんですが、実はエンディングテーマです。
イントロのカッコいいドラムから、ウィ~ンという電子音、そしておなじみのバンバラバンバンバン!最高にテンションが上がります。めちゃくちゃいい曲ですよね。
ゴレンジャーといえば、今なお続く「スーパー戦隊シリーズ」の第1弾です。実際どうだったのかと思って第1話を見てみたんですが、色々と衝撃でした。
特に衝撃だったのが、スーパー戦隊シリーズで子供たちの誰もが憧れるセンターポジションであり、リーダーでもある赤。
そのアカレンジャーこと、海城剛がなんと角刈り!しかも上下白のスーツという決して堅気に見えないいで立ちで、完全に菅原文太さんよりのカッコよさです。
実際、1974年の仁義なき戦い 頂上決戦、完結編に出演されていたので、もしかしたらその影響もあったのかもしれません。
当時、アカレンジャーは子供たちから人気があったのでしょうか。ちなみにミドレンジャーやアオレンジャーはちゃんと70年代っぽいちょっと重たい長髪でイケメン風です。
ちなみにゴレンジャーを演じたのは以下のメンバー。
- アカレンジャー / 海城剛:誠直也
- キレンジャー / 大岩大太:畠山麦
- モモレンジャー / ペギー松山:小牧りさ
- ミドレンジャー / 明日香健二:伊藤幸雄
- アオレンジャー / 新命明:宮内洋
やせろ!チャールス豚三世(1982年)
作詞:高平哲郎 / 作曲・編曲:中村誠一
子供の時に聴いていた曲といえば、フジテレビの幼児教育番組「ひらけ!ポンキッキ」でかかっていた曲。今回はその中から個人的に大好きな曲をチョイスしてみました。
ニューオーリンズ・ジャズっぽい軽快な音楽にのって、ぽっちゃり(?)3人組が軽快に踊る映像は子供ながらに印象に残っていて、今でも思い出します。
そのぽっちゃりの一人が、元祖デブキャラタレントともいえるウガンダ・トラさんでした。ウガンダさんといえば、ビジーフォーの前身となる「いそがしバンド」(元ザ・クーガーズの島田与作さんがリーダー)からビジーフォーでもドラムとしても活躍されていましたね。
歌っているのは、800曲以上ものCMソングを歌っているといわれるCMソングの女王、大野方栄(おおのまさえ)さん。代表的なものでは、伊勢丹や丸井、すかいらーく、Moonyちゃん(紙おむつ)のCMソングを担当されていたそうです。
コンピューターおばあちゃん(1981年)
作詞・作曲:伊藤良一
NHKの「みんなのうた」の中でも人気が高いテクノポップの名作「コンピューターおばあちゃん」。実は、このみんなのうたで流れているのは坂本龍一さんがプロディース、編曲、演奏をこなした2代目ともいえるバージョンで、ボーカルも酒井司優子(さかいしゅうこ)さんという方が歌っています。
今回紹介するのは、1981年にNHKの作曲投稿番組「あなたのメロディー」に投稿されて採用されたオリジナルで、コズミック・インベンション版です。
コズミック・インベンションは1979年結成当時メンバーが全員小中学生という驚きのグループですが、YMOジュニアという位置づけにあったからか1980年のYMO武道館公演の前座を務めたそうです。
メンバーは以下の通り。
- 森岡みま(カッパ):ボーカル・ドラム
- 井上能征(ビーバー):トップキーボード
- 佐藤克巳(オウマシャン):セカンドキーボード
- 橋本かんな(カンナ):ベースキーボード
- 安藤聖己(イヤミちゃん):ストリングス・オーケストラ
科学戦隊ダイナマン(1983年)
作詞:小池一夫 / 作曲・編曲:京建輔
特撮のテーマソングをもう一つ。これはリアルタイムで見ていたのですが、物語よりも主題歌のインパクトが強くて未だに口ずさんでしまうほど大好きな歌です。
テレビバージョンだと、とにかく爆破、爆破のオンパレードで、歌の出だし「ダイダイダイダイダイナマン」にいくまでにすでに20回ほど爆発しています。
今ならCGとかで処理するのでしょうが、昭和は時代的に実際に爆破しているので迫力がすごいです。変身シーンでは、ダイナレッド!ドカーン(赤い煙)、ダイナブラック!ドカーン(黒い煙)…以下省略。といったように一人一人背後で爆発させているという、贅沢な演出!
いったいこの作品だけでどれくらい火薬を使っているのかとても心配になります。流石、ダイナミックやダイナマイトというキーワードを意識して作られた作品というだけあります。
歌っているのは、Mojoさん。元々は「とみたいちろう」という名前のフォークシンガーで、アニメ作品や特撮作品をレコーディングする際にMojo名義で活動されているそうです。ヒーローもの全開の歌い方や声も最高ですよね。
ドリフのピンポンパン(1972年)
作詞:阿久悠 / 作曲:小林亜星 / 編曲:川口真
こちらは、第21回放送「あしたのジョーの登場人物が歌っていた曲特集」で紹介した、ピンポンパン体操のドリフターズバージョンです。
1972年発売ということで、まだ志村けんさん加入前で荒井注さんがいらっしゃった時の楽曲ですね。(ちなみに志村けんさんがドリフターズに加入したのは1974年3月。)
ほぼ原曲と同じ流れなんですが、ドリフっぽい所といえば、走れキンタローのくだりでバンジョーが出てきたり、アラビアのくだりがトルコになって加トちゃんによるいかりやさんいじりがあるのが特徴でしょうか。
とにかく全員が楽しそうに歌っているのがいいですね。実際ドリフのメンバーが体操をしているところを見てみたかったです。
老人と子供のポルカ(1970年)
作詞・作曲:早川博二
さて、最後はちょっと子供の歌という感じではありませんが、まさしく老人と子供が歌うことで独特の雰囲気を醸し出している素敵な曲です。
歌っている老人は俳優の左卜全(ひだりぼくぜん)さん。当時は76歳で、その時点では日本音楽史上最高齢の歌手デビューということで話題になったそうです。
俳優としては黒澤明監督の作品に出演していたり(七人の侍、生きる、赤ひげなど)、若大将シリーズやクレイジーキャッツの映画などにも出演されていました。
また、オペラ歌手として活動されていたこともあったそうですが、この曲に関しては独特のタイム感によるずれがかなりいい味出しています。そのずれもあって、録音に6時間かかったそうです。
左さんご本人も「こんな曲売れるわけがない」とおっしゃっていたそうですが、結果24万枚を売り上げる大ヒット。ただ、買取契約だったので左さんには20万円しか入らなかったそうです。
そして、子供パートを歌っているのは劇団ひまわりの子役である女子小学生5人で構成されたグループ「ひまわりキティーズ」。実はその一人が「ひだまりの詩」でおなじみLe Couple(ル クプル)の藤田恵美さんなのだそうです。
最後に
5月5日は子供の日という事で、今回は子供の日に聴きたいおすすめの曲を紹介しました。
いかがだったでしょうか。それでは次回もお楽しみに!