I LOVE YOUがタイトルの曲を選んでみました
- I LOVE YOU / アウトキャスト
- I LOVE YOU / 一風堂
- I LOVE YOU / ピコ
- I Love You So Much / TH eROCKERS
- I LOVE YOU / オフコース
I LOVE YOU(1967年)
作詞・作曲:クリス・ホワイト
まずは、グループサウンズ「アウトキャスト」がカバーしたゾンビーズの「I LOVE YOU」から。
ゾンビーズの「I LOVE YOU」といえば、同じくグループサウンズ「ザ・カーナビーツ」の和訳カバー「好きさ 好きさ 好きさ」が有名ですね。本国のイギリスではほとんど売れなかったようですが、日本ではこのザ・カーナビーツのヒットのおかげもあってか売れたようです。
そんな「I LOVE YOU」ですが、アウトキャストは英語で割とそのままカバーしています。カーナビーツ版が売れたし、とりあえずアルバムに入れとくか感が出ていて正直普通です。個人的にはどうせカバーするなら、のっぽのサリーくらいガレージサイケなカバーにして欲しかったです。
かくいう私も、とりあえず「I LOVE YOU」だし入れとくかと、軽い気持ちでこの曲をチョイスしたのは否めません。すみません。
I LOVE YOU(1980年)
作詞・作曲:土屋昌巳
続いては若干のゾンビーズ繋がりで、1982年に「ふたりのシーズン」をオリエンタルな雰囲気でカッコよくカバーしていた一風堂。
ファーストアルバム「NORMAL」に収録されている「I LOVE YOU」。
一風堂と言えば、シンセサウンドを多用したロックというイメージですが、この曲はフォークアレンジで歌謡曲としてもいい感じで聴けそうです。
サビが思いっきり、ペギー・マーチの「アイ・ウィル・フォロー・ヒム」みたいですが、爽やかで素敵な曲です。
I LOVE YOU(1972年)
作詞:石川セリ / 作曲:樋口康雄
続いては、若き天才アーティスト「ピコ」こと、樋口康雄さんのファーストアルバム「abc」より。
トゥットゥットゥルー トゥットゥットゥッルゥットゥー トゥットゥットゥルットゥー
バンドをやっていた20代の頃、対バンだったグループで、若い時のショーケンにそっくりなボーカルがマラカスを振りながら歌っていたのがこの曲でした。
なんだこの素敵な曲は!とタイトルなど教えてもらって、早速CDを買いに走ったものでした。それが、これまでの歴代I LOVE YOUの中で一番好きな曲になりました。
ちなみにこの曲が発売された1972年といえば、宮史郎とぴんからトリオ「女の道」や、小柳ルミ子さんの「瀬戸の花嫁」、よしだたくろうさんの「旅の宿」などがヒットしていた頃です。
そんな年に、こんなオシャレでカッコいい曲が存在しているなんてビックリです。
I Love You So Much(1980年)
作詞・作曲:陣内孝則
続いては、弾みをつけて「大好きだー」といってみよう!的なノリのI LOVE YOU。めんたいロックの代表的バンドTH eROCKERSのファーストアルバム「WHO TH eROCKERS」からI Love You So Much。
曲のテンポと言い、約1分半という曲の長さも勢いがあって最高です!当時は、ライブでもさぞかし盛り上がったことでしょう。
ヤングには是非、このノリで告白を決めてもらいたいものです。
I LOVE YOU(1981年)
作詞・作曲:小田和正 / 編曲:オフコース
最後は、オフコースの21枚目のシングル「I LOVE YOU」。
先ほどのTH eROCKERSとは真逆で、歌詞自体は短いものの、5分を越えるしっとりとした壮大な曲になっています。
「ああ早く九月になれば」というフレーズが度々出てきますが、九月に一体何があるのかかなり気になります。一説によると、小田和正さんがこの曲を発売した年の9月に結婚されたそうで、最愛の奥様にささげた歌なのではないかと言われています。
間奏のピアノソロのバックで英語の声が聞こえますが、これはシングル盤では放送局FENの音声を意味なく繋いでいるものだそうで、アルバムバージョンではジョンレノンの訃報のナレーションが挿入されています。
壮大で意味ありげな歌ですが、実は遊び心が入ったユニークな歌なのかもしれませんね。
最後に
今回は、「I LOVE YOU」の曲を集めてみました。
クリスマスも目前ということで、愛の告白を計画している方はこれらの曲でテンションを高めてみてはいかがでしょう。
それでは、次回もお楽しみに。