秋の夜長に聴きたい!昭和の夜の歌8選

夜の歌特集

  1. あなたに今夜はワインをふりかけ / 沢田研二
  2. 夜をぶっとばせ / オックス
  3. SEXY気分の夜だから / 嶋大輔
  4. 朝まで待てない / ザ・モップス
  5. 圭子の夢は夜ひらく / 藤圭子
  6. 夜と朝のあいだに / ピーター
  7. クレイジー・ミッドナイト / ザ・モージョ
  8. ミッドナイト・アワー / ザ・ボルテイジ

あなたに今夜はワインをふりかけ

あなたに今夜はワインをふりかけ / 沢田研二

作詞:阿久悠 / 作曲:大野克夫 / 編曲:船山基紀

アルバム「思いきり気障な人生」収録(1977年11月15日発売)

キッコーマン「マンズワイン」のCMソングに起用されたことでおなじみの曲。夜の闇。風が吹き、波がザパーンと跳ね返る堤防に一人座り、ワインボトルのコルクを口で引っこ抜いてプッと吐きだし、グラスにワインを注ぐジュリー。

冷静に見ると何をやっているんだとなるのでしょうが、ジュリーの前では冷静にはなれません。ファンタジーを現実にできる男。

ワインをふりかけるなんて、その後の部屋の惨状を考えるととてもできたもんじゃないですが、ジュリーならやるんだろうなと思わせるほどこの頃のジュリーのオーラと色気が凄いです。

ねこひげ院長
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「あなたに今夜はワインをふりかけ」はこのCDで聴けます!

夜をぶっとばせ

夜をぶっとばせ / オックス

作詞・作曲:Mick Jagger・Keith Richards / 訳詞:阿久悠

アルバム「オックス・ファースト・アルバム」収録(1968年12月5日発売)

ローリング・ストーンズが1967年に発売したシングル「Let’s Spend the Night Together」のカバー。冒頭のフィードバック音がジミヘンみたいでカッコいい!

ボーカルの野口ヒデトさんはストーンズが大好きで、そんなストーンズの曲を日本語で歌うことに抵抗感があったそうですが、個人的には一緒に歌える感じがしてこのカバーは好きです。ちょくちょく入る歌謡っぽい歌唱法もGSという感じでいいですね。

ちなみに 「Let’s Spend the Night Together」 を和訳すると「一緒に夜を過ごそう」という意味ですが、「夜をぶっとばせ」にする邦題のセンス。言葉の意味はわかりませんが、なんかカッコいいですよね。

ねこひげ院長
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「夜をぶっとばせ」はこのCDで聴けます!

SEXY気分の夜だから

SEXY気分の夜だから / 嶋大輔

作詞・作曲:翔 / 編曲:馬飼野康二

シングル「SEXY気分の夜だから」A面に収録(1982年2月10日発売)

横浜銀蝿の弟分として登場した、嶋大輔さんのデビューシングル。というわけで作詞・作曲も横浜銀蝿の翔さんです。

曲調はいわゆるロックンロール。コーラスで入る(MY マブイガール)というのがこの時代のヤンキーっぽくていいですね。マブイは美しい、カッコいいといった意味ですが、実は江戸時代からあった言葉だそうです。ちなみに沖縄地方では霊魂といった意味があるそうです。

それにしてもSEXY気分の時は室内にいた方がいい気がするのですが、やっぱりヤンキーはバイクで飛ばしたくなるのでしょうか。同乗する女性の気持ちも聞いてみたいものです。

ねこひげ院長
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「SEXY気分の夜だから」はこのCDで聴けます!

朝まで待てない

朝まで待てない / ザ・モップス

作詞:阿久悠 / 作曲:村井邦彦

シングル「朝まで待てない」A面に収録(1968年8月5日発売)

ザ・モップスといえば、解散後、俳優やタレントとして活躍された鈴木ヒロミツさんがボーカルを担当されていたグループです。

そんなザ・モップスが「日本最初のサイケデリック・サウンド」と標榜して発売したデビューシングルがこの曲。

サイケデリック・サウンドとは、違法なお薬によって見える幻覚を音楽で表現したものですが、この曲は日本最初だからか心なしかサイケが弱い感じがします。

そしてガッツリとサイケ路線でやっていたのは1968年までで、1969年になる頃にはロックやR&B、ブルースへと方向転換していきました。

服装といい、ボディーペイントといい、デザインといい、ファズギターの感じといいサイケの世界観はカッコいいと思うのですが、 やはりクリーンな日本ではサイケ一本では難しかったのでしょうか。

ねこひげ院長
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「朝まで待てない」はこのCDで聴けます!

圭子の夢は夜ひらく

圭子の夢は夜ひらく / 藤圭子

作詞:石坂まさを / 作曲:曽根幸明

シングル「圭子の夢は夜ひらく」A面に収録(1970年4月25日発売)

夜の曲特集にしようと思って一番最初に思い浮かんだ曲です。

青春の門や大河の一滴でおなじみ、五木寛之さんからは演歌でも艶歌でもなく怨歌だと評された、 ディープな夜の世界に生きる女の情念をヴィブラートに乗せてぶつけてくる藤さんの歌は一度聴くと癖になります。

このシングル発売時、藤圭子さんは19歳。写真を見ると物凄く可愛いです。今見ても歌と美貌のギャップにやられますが、当時はどうだったのでしょうか。

10週間連続オリコン1位にランクされ、この曲で第1回日本歌謡大賞を受賞し、更にその年の年末の「第21回NHK紅白歌合戦」に初出場していることから人気の度合いが伺えます。

歌の素晴らしさはもちろんですが、可愛い方面からも需要があったようで、少年マガジンなどの表紙にもなっています。当時の子供たちからも憧れのお姉さんとして見られていたに違いありません。

個人的に前髪ぱっつんでボブの女性が大好きなんですが、この頃の藤さんはドストライクです。

ねこひげ院長
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「圭子の夢は夜ひらく」はこのCDで聴けます!

夜と朝のあいだに

夜と朝のあいだに / ピーター

作詞:なかにし礼 / 作曲:村井邦彦 / 編曲:馬飼野俊一

シングル「夜と朝のあいだに」A面に収録(1969年10月1日発売)

前回紹介したピーターの「人間狩り」がいまいちハマっていなかった感じがしますが、懲りずに紹介したいと思います。

ピーターのデビュー曲となるこの曲。死人とかむく犬とか独特のフレーズが出てきて、人間狩りとも共通するある意味ブラックファンタジー的な世界観がありますね。それを、魅惑の低音ボイスで淡々と歌う中性的なピーター。うーんやっぱりカッコいい!

ちなみにピーターの名前の由来は、働いていた六本木のゴーゴークラブで、男の子か女の子か分からない美少年ということから「ピーター・パン」と呼ばれていたそうです。

そしてデビュー当時のキャッチフレーズは「アポロが月から連れてきた少年」。もはや中性を超えて宇宙人になっていますね。

ねこひげ院長
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「夜と朝のあいだに」はこのCDで聴けます!

クレイジー・ミッドナイト

クレイジー・ミッドナイト / ザ・モージョ

作詞:吉村あきら / 作曲:本田竹彦

シングル「欲張りな恋」B面に収録(1969年2月1日発売)

人形の家などのヒット曲でおなじみ、弘田三枝子さんのバックバンドとして活躍していたグループサウンズ「ザ・モージョ」。

ワァーオと東村山音頭を彷彿とさせるシャウトから始まるカッコいい1曲です。間奏の英語での語りの部分など、クレイジー・ミッドナイトというだけあって夜中にテンションが上がって騒いでいる感じがでていて楽しそうです。

今はもう夜中に騒ぐことはありませんが、若い頃は夜中のある時ふとテンションがおかしくなることがありましたよね。きっとそんなテンションで録音されたのではないかと思います(推測)。

ねこひげ院長
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「クレイジー・ミッドナイト」はこのCDで聴けます!

ミッドナイト・アワー

ミッドナイト・アワー / ザ・ボルテイジ

作詞・作曲 / Steve Cropper・Wilson Pickett

アルバム「R&Bビッグヒット」に収録(1968年8月発売)

アメリカのソウル・R&Bシンガー、ウィルソン・ピケットが1965年に発表した「In the Midnight Hour」のカバー曲。

ザ・ボルテイジのステージでのレパートリーはブラックミュージックのみで、ソウルやR&Bのカバーだけを集めたアルバムを作るこだわり派。

この曲はそのアルバムに収録された1曲です。ホーンを使わず、オルガンやファズギターを使って表現しているのが特徴でしょうか。

アルバムではその他、サム&デイヴやジェームス・ブラウン、オーティス・レディング、テンプテーションズなどのカバーも収録されています。

最後に

いかがだったでしょうか。今回は秋の夜長に聴きたい、夜の曲を集めてみました。多少ひねくれた選曲ではありますが、気になる曲があったら是非手に入れて聞いてみて下さい。

それでは、次回もお楽しみに。