【グッとくる昭和サウンド第41回】海の日にちなんで海に関する曲特集

放送した楽曲

今回の選曲はこちら
  1. 海 / ジューシー・フルーツ
  2. おやじの海 / 村木賢吉
  3. Deep(ディープ) / 渋谷哲平
  4. レッツ・ゴー・オン・ザ・ビーチ / アウト・キャスト
  5. 海 その愛 / 加山雄三

海(1984年)

海 / ジューシィ・フルーツ

作詞・作曲:桑田佳祐

まずは、そのままのタイトルから。ジューシー・フルーツの「萎えて女も意思を持て」のB面に収録されている「海」。

ジューシー・フルーツは、ミュージシャンでもあり、音楽プロデューサーでもあり、音楽評論家やタレントなどマルチな活躍をされている近田春夫さんが参加していた「近田春夫&BEEF」というロックバンドが前身のバンドで、デビュー曲「ジェニーはご機嫌ななめ」が有名ですね。

この曲は、海の代表バンドともいえるサザン・オールスターズの桑田佳祐さんが作詞作曲を手掛けた、ひと夏の切ない思いを歌った曲です。

ジェニーはご機嫌斜めでは、ボーカルのイリアさんが全編ファルセットのウィスパーボイスで歌うというのが話題になりましたが、この「海」では地声でしっとりと歌われていますね。

夏の海の歌といえば、異常にテンションが高い歌が多いようなイメージですが、ちょっぴり切ないしっとりとした歌もいいものです。

おやじの海(1972年)

おやじの海 / 村木健吉

作詞・作曲:佐義達雄

続いては、村木健吉さんの魂の一曲。「おやじの海」です。

こんかい紹介するのは、1972年に500枚自主制作されたシングルバージョンで、アコースティックギター一本の伴奏で村木さんが熱唱しているわけですが、これが戦前ブルースのようでめちゃくちゃいいです!

演歌は日本のブルースと言われることがありますが、まさしくこの曲は漁師の苦労を歌ったブルース。

村木さんは秋田県出身ということもあってか、時折東北なまりが入るのもいい味がでて最高です。

Deep(ディープ)(1972年)

Deep(ディープ) / 渋谷哲平

作詞:松本隆 / 作曲・編曲:都倉俊一

続いては、70年代から80年代にかけてアイドルとして活躍し、その後俳優としても活躍された渋谷哲平さんの3枚目のシングル「Deep(ディープ)」。

後にピンクレディーを手掛ける都倉俊一さんが作曲と編曲をされているだけあって、独特のテンションの高さとガラッと変わる曲の展開がカッコいいです。

変なコーラス大好き人間としては、渋谷さんの歌の後に入る女性コーラスがかなりツボです。

青い海 (うみ うみ)などはまだいいのですが、

蒼ざめた (めた めた)や、サーフィンで (んで んで)、探してと (てと てと)はかなり強引で最高です。

そして何と言っても振り付けもいい!イントロの肘関節がどうにかなってしまいそうなフリは思わず真似したくなります。

ダンスが学校の授業で必須になるということですが、是非この動きは取り入れて欲しいものです。

レッツ・ゴー・オン・ザ・ビーチ(1967年)

レッツ・ゴー・オン・ザ・ビーチ / アウト・キャスト

作詞・作曲:藤田浩一

続いてはグループサウンズから一曲。アウト・キャストの3枚目のシングル「レッツ・ゴー・オン・ザ・ビーチ」です。

番組初回の「グループサウンズの魅力を語る」でも語りましたが、アウト・キャストはブリブリとファズギターが効いたガレージナンバーと、ほのぼのナンバーのギャップがたまらないグループですが、この曲は前者です。(ちなみに、このシングルのB面はほのぼのナンバーの極み「エンピツが一本」)

この曲もグループサウンズではおなじみの、歓声を入れた疑似ライブ的演出で盛り上げています。ファズギターが効いたカッコいい演奏ですが、歌がなんとなく棒読みというか棒歌というか気持ちがあまり入っていない感じがするのも味があっていいです。

歌の内容も、海辺はイカシタ娘と恋がいっぱいだからハントしに行こう!という、いかにも浮ついていそうな若者が考える夏の海のイメージ!

「渚にいっぱいイカシタ娘 恋のビーチでラブ・ハント」

季語も入っていて今年のベスト川柳に選びたいほど、言葉のチョイスが最高です。

先ほどの「俺を育てたおやじの海」と同じ海とはとても思えませんね。

海 その愛(1976年)

海 その愛 / 加山雄三

作詞:岩谷時子 / 作曲:弾厚作(加山雄三) / 編曲:森岡賢一郎

最後は海と言えばこの曲を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。加山雄三さんの同名のアルバムに収録された「海 その愛」。

う~みよぉ~ お~れぇ~の~ う~みよぉ~

海は近いのでたまに行っていますが、俺のものだと思ったこともありませんし、ましてやそこから愛を感じたこともないので、なかなか共感はできないのですが、海を“俺の”海と呼べるのは、とにかくスケールのでかい人間しかいないと思います。

というのも、加山さんがこの曲はスケールの大きい曲にしたいという希望があったそうで、タイトルのテーマ海や愛もそうですが、曲の長さも7分越えの大曲です。

最後に

今回は海の日にちなんで「海に関する曲特集」をお送りしました。

これから夏本番。海開きに合わせて海の曲を聴いて気持ちを盛り上げてみてはいかがでしょうか。

それでは次回もお楽しみに。

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