【グッとくる昭和サウンド第88回】街特集

放送した楽曲

  1. アキ子の街 / 和田アキ子
  2. 夜明けの街に恋が死ぬ / 三井ゆう子
  3. サイケな街 / 万里れい子
  4. アビーロードの街 / かぐや姫
  5. 風の街 / 山田パンダ

昭和の街が付く曲を集めてみた

アキ子の街

アキ子の街 / 和田アキ子(1972年)

作詞:大日方俊子 / 作曲・編曲:馬飼野康二

まず最初の街は、和田アキ子さんのアルバム「あの鐘を鳴らすのはあなた」より、「アキ子の街」。

和田アキ子さんぐらいの大物になると街の一つでももっていて、電飾輝くアッコタワーがそそり立ち、R&Bの兵隊たちが闊歩するそんな街の日常を歌っているのかと思ってしまうタイトル。

しかし、その内容は生まれ育った街での思い出、故郷への哀愁をR&Bの重ためのリズムにのせて歌った素敵な歌です。

こじんまり生きている私としては、なかなか育った街を自分の街だと宣言できませんが、和田アキ子さんが歌うと別に違和感がないのはやはり色々な意味で大きな人物だからなのでしょう。

夜明けの街に恋が死ぬ

夜明けの街に恋が死ぬ / 三井ゆう子(1971年)

作詞:喜多条忠 / 作曲:立川輝明 / 編曲:荒木圭男

続いての街は、三井ゆう子さんのシングル「死ねない女の子守歌」のB面に収録されている「夜明けの街に恋が死ぬ」。

両面そろって物騒なタイトルですが、このシングルのジャケットがさらに凄い。髪を内巻きにした、お人形さんみたいなお顔の三井さんが、人形を逆さに持って突っ立っているというなかなかサイコな写真です。

レコードのシングルジャケットは、折りたたんであって、開くとポスターになるといった仕様が多くありましたが、これに関しては開いてみて思わず声が出た人もいたのではないでしょうか。

曲はグルービーなサウンドに、やさぐれた声がしっくりくるやさぐれ歌謡でカッコいいです。

サイケな街

サイケな街 / 万里れい子(1968年)

作詞:水木ひろし / 作曲:櫻井順

続いては、サイケデリック歌謡として1990年代に再評価され、和モノDJにも大人気だったアップナンバー。万里れい子さんの「サイケな街」。

なかなかのレア曲でなかなか手に入らなかったそうなのですが、1995年にコンピレーションCD「60’sキューティ・ポップ・コレクション(コロムビア編)」でCD化されてからは、こうして気軽に聴けるようになったのでとてもありがたいです。

本当に今聴いてもシビれるカッコよさ!このあと万里さんは、青春時代でおなじみ「森田公一とトップギャラン」に渡部玲子として加入して活躍されたそうですが、このサイケ歌謡路線もできれば続けていて欲しかったと思います。

アビーロードの街

アビーロードの街 / かぐや姫(1973年)

作詞:伊勢正三 / 作曲:南こうせつ / 編曲:石川鷹彦

ここからは、フォークというかかぐや姫関連の楽曲を。かぐや姫の4枚目のシングル「僕の胸でおやすみ」のB面に収録されている「アビーロードの街」。

曲はよく聴く感じの進行ですが、伊勢正三さんの何とも言えない物悲しい声がグッときます。夏に聴くフォークもいいものだなーと突然ながら思いました。

ちなみにアビーロードと言えばビートルズで有名ですが、この曲では実際のアビーロードを歌っているのではなく、青山通りにある、ビートルズが聴こえてきそうと彼女と二人で渡った交差点のことを歌っています。

風の街

風の街 / 山田パンダ(1975年)

作詞:喜多條忠 / 作曲:吉田拓郎 / 編曲:瀬尾一三

最後の街は、かぐや姫のウッドベース担当としても活躍されていた山田パンダさんのソロシングル「風の街」。

この曲は、1975年TBS系列で放送されていたテレビドラマ「あこがれ共同体」のテーマソングとして使われていました。このドラマ、郷ひろみさんや西城秀樹さん、桜田淳子さんという当時人気絶頂だった3人のアイドルを起用したドラマでしたが、視聴率はあまり振るわなかったそうで、放送回数も予定より短縮されたのだとか。

GSのスーパースターを集めて結成されたPYGといい、あまりにスターを集めすぎると何故か人気が出ない現象ってありますよね。

ただ、このドラマはテーマを作曲した吉田拓郎さんや歌っている山田パンダさんも出演されたり、他にも黒柳徹子さんや三田佳子さん、大和田伸也さんや田中邦衛さん、長門裕之さんなど脇もかなりの大御所で固められていてどこを見ていいかわからないくらい見どころがありそうです。

これまで再放送もされておらず、ソフト化もないのがとても残念です。

最後に

今回は、昭和のいろいろな街の曲を集めてみました。

思い出の街、住んでみたい街、想像もつかないような街と様々だったと思います。いかがだったでしょうか。

それでは、次回もお楽しみに。

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