タイトルにハートが付いた曲6選

タイトルにハートが付いた曲を集めました

  1. 僕のハートはダン!ダン! / ザ・スパイダース
  2. 恋はハートで / 泉アキ with ザ・レインジャーズ
  3. 赤く赤くハートが / ザ・レインジャーズ
  4. ハートにOK! / ザ・ファントムギフト
  5. ハートのエースが出てこない / キャンディーズ
  6. ハートもつれます / 風見慎吾

僕のハートはダン!ダン!

僕のハートはダン!ダン! / ザ・スパイダース

作詞・作曲:かまやつひろし

アルバム「風が泣いている/ザ・スパイダース・アルバムNo.4」に収録(1967年9月5日発売)

これぞ、ザ・かまやつ!といった感じのかまやつ氏のソロナンバー。

この時代、ビートルズなどの影響を受けたグループが出てきていたとはいえ、まだまだ歌謡テイストな曲が幅を利かせていた頃にこんなオシャレな曲をかけるなんてやはりスバ抜けたセンスをお持ちだったんだろうなと思います。

ダンドゥビドゥビドゥダンダンというスキャット部分や、いかした娘に出会ってようやく声をかけたものの、その後どうしたらいいかわからないといった歌詞もほのぼのしていて素敵です。

ねこひげ院長
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「僕のハートはダン!ダン!」はこのCDで聴けます!

恋はハートで

恋はハートで / 泉アキ with ザ・レインジャーズ

作詞:なかにし礼 / 作曲:三木たかし

シングル「恋はハートで」A面に収録(1967年10月10日発売)

女性シンガーがGS風な曲を歌う「一人GS」。有名どころでいうと中村晃子さんや黛ジュンさんなどがいますが、こちら泉アキさんもその一人。

この曲は、バックにグループサウンズのザ・レインジャーズを従えたエレキサウンド溢れるデビューシングルです。

泉アキさんは父親がアメリカ人で母親が日本人のハーフですが、歌謡調の曲を見事に歌い上げています。以前、ザ・トーイズというジャカルタ生まれの男性ボーカルがいるグループを紹介しましたが(第1回の放送)、あえて外国の方やハーフの方に歌謡調の曲を歌わせるのが流行ったのでしょうか。

サビの「愛し合って」の発音が、「はいーしあぁってー」とうところがツボです。(その後の「愛して」はちゃんと「あいして」と発音)

ねこひげ院長
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「恋はハートで」はこのCDで聴けます!

赤く赤くハートが

赤く赤くハートが / ザ・レインジャーズ

作詞:山口あかり / 作曲:新井靖夫

シングル「赤く赤くハートが」A面に収録(1967年11月10日発売)

デビュー曲「星空の恋人」を出した同時期に上記の泉アキさんのバックを務めていましたが、泉アキさんの方が売れていたのでしばらく彼女のバックバンドだと思われていた切ないグループ。

そのせいだかわかりませんが、この「赤く赤くハートが」ではヴォーカルの宮城ひろしさんが、宮下草薙の草薙さんみたいに不安定な声で、情緒が振り切れんばかりに歌い上げていてお身体が心配になります。

聴いていて不安になる曲ですが、ちょっとクセになってしまうのも否めません。発売から52年ほど経ちますが、未だ時代が追い付いていない迷曲を今後も忘れられない程度に紹介していきたいと思います。

ねこひげ院長
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「赤く赤くハートが」はこのCDで聴けます!

ハートにOK!

ハートにOK! / ザ・ファントムギフト

作詞:ピンキー青木 / 作曲:ナポレオン山岸・サリー久保田 / 編曲:ファントムギフト・小西康陽

シングル「ハートにOK!」A面に収録(1987年発売)

1980年代に起こった「ネオGS」ムーブメントの代表的バンド「ザ・ファントムギフト」のメジャーデビューシングル。

歌詞の世界観といい、ギターの演奏といい、曲のバックでシャウトしている感じといい、GSリスペクトがビシビシ伝わるカッコいい曲です。

メンバーは以下の4人。名前がグループサウンズっぽくて最高ですよね。

・ピンキー青木 (ボーカル)
・ナポレオン山岸 (ギター)
・サリー久保田 (ベース)
・チャーリー森田 (ドラムス)

ちなみに、サリー久保田さんはSOLEIL(ソレイユ)という60’sガールズポップバンドで活動していますが、こちらも60年代好きにはたまらないです。(残念ながら2019年12月22日より活動停止中)

ねこひげ院長
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「ハートにOK!」はこのCDで聴けます!

ハートのエースが出てこない

ハートのエースが出てこない / キャンディーズ

作詞:竜真知子 / 作曲:森田公一 / 編曲:竜崎孝路

シングル「ハートのエースが出てこない」A面に収録(1975年12月5日発売)

キャンディーズの8枚目のシングル。ハートといって一番最初に浮かんだ曲です。

ハートのエースが出ないと先に進めない、52分の1にかけるなんとも臆病な恋。そんな時期もあったようななかったような…。ただ、ハートのエースが出てくるまでやめられないっていうのは占いの意味があるんだかないんだかわかりませんね。

ちなみに今、自らの恋の行方をトランプで占う事はあるのでしょうか。トランプをやっている人すら見かけない気がします。ちょっと寂しいですね。

ねこひげ院長
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「ハートのエースが出てこない」はこのCDで聴けます!

ハートもつれます

ハートもつれます / 風見慎吾

作詞:森雪之丞 / 作曲・編曲:後藤次利

アルバム「FRIDAY TROUBLE」に収録(1983年11月5日発売)

「僕 笑っちゃいます」といい、「泣いちっち・マイハート」といい、この「ハートもつれます」といい、風見慎吾さんの曲はタイトルが独特でいい曲が多い!

今年2019年は個人的に風見慎吾ブームが来たので、この曲も良く聴いていました。イントロや間奏で使われる軽快なバンジョーがいいですね。

気になる女の子の連絡先を知りたいから、その子を知っている別の女の子を呼んだけど、その子は多分自分のことが好きで、でもやっぱりあの子が好きで…的なとても調子がいい男の歌。

結局、呼び出した女の子と付き合うんじゃないかという気がしますが、フラフラしないでしっかり幸せにして欲しいものです。

ねこひげ院長
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「ハートもつれます」はこのCDで聴けます!

最後に

今回は、タイトルにハートがついている曲特集をお送りしました。

全然クリスマスっぽくないという声が聞こえてきそうですが、グループサウンズから80年代アイドルまで幅広いラインナップで各時代のハートをお届けしました。

それでは、次回のねこひげ院長のグッとくる昭和サウンドもお楽しみに!